時計 針の知らない世界-意外と知らない時計の針5選-

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

時計 針の知らない世界-意外と知らない時計の針5選-

今回の動画は「意外と知らない時計の針」。
こちらはですね、例を交えて五つほどご紹介させて頂ければと思います。

時計を彩る上で欠かせない存在の針。

彩ると言いますか、そもそも針がないと時間を見ることができないので欠かせない存在なんですけれども、見ることはあるけど何という種類なのか知らないまま見ている方は意外と多くてですね。

実際「これ何ていう針なんですか」っていうふうに聞かれたりすることもありますので、せっかくであればこういった動画でいくつか針の方をご紹介できればと思って今回動画を撮影するに当たりました。

時計の針というのは結構実は種類が多くて、数え上げればきりがないので、今回は厳選した5つを極力実物を交えながらご紹介できればなと思っています。

まあ極力と言いながら既に最初の二品ぐらいは実物がなく画像だけなんですけれども、少なからず前の画像なんかもありますのでそちらを交えてお話ししていければと思います。

知ればもっと魅力になる時計の小さな部分なんですが、針の魅力を感じて頂ければと思います。

その1「カテドラル針」

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はい、それではまず最初、早速画像しかないのでこちら。はいこちらですね。

なんと言いますかというと、「カテドラル針」と言います。

この画像はアンティークのジュベニア。

もう以前販売していたモデルなんですけれども、大正時代ぐらいの時計なんですが、ダイヤ型と呼ばれることがある針ですね。

くり抜きになっているタイプとそうでないタイプというのが存在しています。

で今回、こちらに出ている画像のものはくり抜きなんですけれども、ダイヤ型と呼ぶ人もいらっしゃるんですが、カテドラル針と言われることが多いのでこちらのほう紹介とさせて頂きます。

割と大正時代にこのジュベニアもそうなんですけれども、1920年代ぐらいの日本でまだ流通していた頃の懐中時計なんか割とこういった組み合わせが多いです。

アラビア数字にカテドラル針。

と言いましてもヨーロッパの方はロマン数字なんですけれども、こういった組み合わせは割と古い時計なんか見ると多いかな、という風に感じます。

その2「ドーフィン針」

では次に行きましょう。
こちらも画像しかありません。

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こちら。はいこちら「ドーフィン針」と言います。

こちらロンジンの時計で使っているんですけれども、よく「ドルフィン」という風に書かれたりもします。

ドルフィンとドーフィンというのは厳密に言うと違います。
ドルフィンはイルカ。

どう見てもこれイルカには見えないですよね。

鋭利な形してるんですけれども、ドーフィンというのはじゃあ何かと言いますとフランス皇太子妃を意味します。

バーインデックスとよく組み合わされることが多いんですけれども、現行の時計では割とドレスウォッチ、セイコーなんかでも割とあったりしますよね。

あんまり蓄光とかそういうのを使ってないような、そういった割とドレスウォッチですね。

スーツとかフォーマルな時計なんかによく使われているような印象を持つ時計針であります。

はい。ドルフィンじゃなくドーフィンです。

そういった感じで覚えて頂くと分かりやすいかと思います。

また近い形で「アルファ針」なんてありますけど、こちらはまた別の機会でご紹介できればと思います。

それでは今から実物の方ありますのでそちらを交えながらお話しをしていこうと思います。

その3「スペード針」

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お次はこちらとなります。
スペード型の針が特徴的な19セイコー。

当店でも人気のタイプなんですけれども、こちらに使われている短針の針がスペード型の針をしているスペード針となります。

視認性に優れていることもあって昔からこういった実用性のある鉄道時計なんかにも使われたりすることが多い針なんですけれども、もちろんブルースチールの場合なんかは割と高級時計に使われたりします。

また、このスペード針一つとっても細めの「ファイ」と呼ばれるタイプや太めの「エクストラ」と呼ばれるタイプなど多種多様なものが存在します。

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また、このスペード針と言いましても少し風変わりなのは、こちらはナポレオンタイプの懐中時計なんですけれども、蓋を開けてみると分かるのがスペードが二つ付いてるんですね。

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これは「ダブルスペード」と呼ばれるタイプで、こういったナポレオンタイプ、デミハンターのようなタイプで蓋を閉めた状態でもスペードが確認できるため、こういったのが使われているタイプも存在します。

その4「ルイ14世」

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はいこちら、「ルイ14世」と名付けられた針が使われています。

「飾り針」と言いまして、こういうふうに少し装飾が加えられたような感じの針のことなんですけれども。

このルイ14世なんですけれども、昔ながらの懐中時計なんかによく使われたりする針でもあります。

ちなみに少し違った形状をした物でルイ15世、ルイ16世が存在し、微妙に形が違うんです。

その5「ブレゲスタイル」

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お次はこちら。

こちらも最もポピュラーといっても過言ではない「ブレゲスタイル」と呼ばれる針ですね。

天才時計師「ルイ・ブレゲ」が発案したと言われるデザインで、多くの時計に使われている針でもあります。

また細めのタイプなんかもありまして、細いタイプは「ムーン」と呼ばれることもあり、太さによってだいぶ名前変わってきたりもします。

ちなみにこのブレゲなんですけれども、「ブレゲムーン」というタイプもあったりします。

ブレゲは割と太めになるタイプですね。

こちらは正美堂オリジナルウォッチのシルバーのものなんですけれども、こういった針なんかも自由に組み合わせることができるので、ダブルスペードは当店も今のところ在庫はないですけれども、カテドラル針に合せたりだとか、ブレゲスタイルとかそういった針なんかにも割とカスタムが可能となっております。

最後に

いかがでしたか。

今回は5種類程の針をお見せしたんですけれども、こういった感じ以外にもたくさん種類がありますので、また別の機会でもお話をしたいと思います。

ちなみになんですけれども、先ほどルイ14世の時にお話をしたルイ16世なんですけれども、この方の妻が「マリー・アントワネット」ということでマリー・アントワネットという方は王妃なんですけれども、この方はブレゲの時計がかなり好きで愛好家としても知られているんですが、自分が天才時計師ルイ・ブレゲにNo.160、通称「マリー・アントワネット」と呼ばれる時計を、複雑時計ですね、本当にすごく再現が難しい複雑時計をオーダーしたことでも有名であります。

しかしよくよく考えてみると、この方の旦那さんがルイ16世なのでルイ16世の針を使うかなと思いきや、こちらさすがにブレゲ針でした、という話でもあります。

こんな感じで時計の針を知っていくと色んな逸話なんかもまた面白みが感じて頂けるのかなと思います。

最後なんですけれども、現行の時計というのはブルーカラーとかブラックカラーとか多彩なカラーが存在します。昔はそういうのもなかったんですけれども、昔は昔でアンティークなどは青焼きしたブルースチールなんかやっぱりこう手間暇をかけて作りあげていくすごく伝統のあるものがあったりするんですが、最近では割と高価な時計に使われがちなのがブルースチールとなります。

時計というのはムーブメントや外装、表面のケースですね、そういったところにどうしても目が行きがちなんですけれども、文字盤や針なんかも色んな知識を入れておくとまた見る目が変わってくるので、時計を楽しむ一つの要素として覚えて頂ければと思います。



正美堂時計店は、時計知識を深めるため、お客様に正しい情報をお伝えするため、週1度時計に関する勉強会を行っております。
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