ブランドウォッチ、コピー品とオマージュ品の違いについて。

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
Thank you for watching.

今週の時計に関する日曜日勉強会は

ブランドウォッチ、コピー品とオマージュ品の違いについて。

今回の動画ではコピー品とオマージュ品の違いこちらについてお話をしていきたいと思います。

同じように分類されることがあるオマージュ品とコピー品、こちらは全く違うものですので、そちらについて説明させて頂きます。

ブランド品を取り扱っていると、僕たちの立場でも「あれ、この時計何かどこかで見たことある顔だな」っていう風に思ったりします。

ここには実は分かれ道がありまして、僕たちは正規のショップでもありますし、あくまでもある程度正しいルートを辿った時計しか販売していないのでまずコピー品というのはないです。

そもそもないんですけれども、一般の自分も時計ユーザーとして外に出てみた場合、「あれ、これどっちかな」って思ったりすることなんか、特にネット上で見たりするんですけれども、オマージュ品とコピー品がまず存在します。

同じように思われる方もおりますが、全然違うということを今回は説明していきたいと思います。
最後まで見ると、少しは言葉というより意味がわかって頂けると嬉しいなと思います。

コピー品とは

まずは「コピー品の概念」こちらからお話をしていこうと思います。

まずコピー品というのはそもそもその文字の通り、コピー機で紙をコピーするかのようにまんま同じものを作ることです。

つまり本物と勘違いしてしまう、場合によっては本物と勘違いしてしまうほどのものということになるんですけれども、オリジナリティーのかけらもなくすべてを模倣してますので、下手すればブランドロゴまで模倣しているということなので、全くオリジナルではないということがまず前提となります。

たまに少しだけ変えていたりとかそういった悪質なものもあったりしますが、それもコピー品です。

特に有名ブランドでロレックスなんかはコピー品が数えきれないほどの数多の数が存在していますが、まあ多いです。

コピー品というのは元々法律で販売を禁じられています。
我々がもちろん販売することはありませんし、販売している方というのはそういったちょっと正規のルートではない、怪しいルートを通っているの方というのがほとんどとなります。

コピー品というのは商標なんかも全く無視してブランドロゴも模倣してますので、加担しないようにしましょう。
間違って騙されて買った場合は仕方ないという言い方もおかしいですけれども、全く価値もないものとなりますし、やはりもしわかって買ったのであればもうそれはそういった事に加担しているのと一緒です。やっぱりコピーを販売している業者さんというのは反社会勢力なんかも関わっていたりします。

つまりコピー品を買うということは反社会勢力の協力もしてしまっているということも自覚しておいた方が良いです。
なので、そういった意味でもやっぱり加担しないためにも買わないのが一番ですね。
手に入れないことを強く強くお勧めしています。

オマージュ品とは

そしてお次にオマージュ品、こちらについてお話をしていこうと思います。

オマージュとは既存の作品・人物・発言などを対して敬意を表すという意味合いとなります。

オリジナルの作品に影響を受けてその形に寄せている、見せているというのがオマージュ品となります。
なのでそのまま丸パクリをするわけではなく、良いと思う部分を積極的に取り入れる、もちろんそれでも特許を取っているものを勝手に模倣すると特許侵害になりますので、それはダメなんですけれども、ある程度オリジナルに敬意を払っていると言いますか。

なので丸パクリはなく自社の努力も混ぜながら作っているのがオマージュ品と思って頂くとわかりやすいんじゃないでしょうか。

特にダイバーズウォッチなんかはもう確固たるものがもうすでにありまして、その後から後発するものがそのいいところをどんどん取り入れていってますけども、どうしてもダイバーズウォッチの条件と言いますかパターンがある程度全部決まっているところもあって、どうしても似たり寄ったりな顔になってしまうというところが少なからずあります。

時代と共に徐々に進化しながら開発されているものもあります。
オリスなんかもそうなんですけども、オリスはどちらかと言えば独立系のブランドですし、独自路線を走っているかなと思ったりもしますけれども、防水性能とか夜行、そういった機能は様々な進化があり、このブランドはその中でも独自性を出しながらも新しいものを取り入れ、どんどん革新的なものが生まれていっているというのが今の時計の現状となります。

なので右から左で全く同じもののようなコピー品ではなく、各ブランド、オマージュしたブランドはそれなりにきちんと努力をしているってことは必ず見受けられます。
それをしてないと、もうコピーとみなしてもいいんじゃないかと思います。

まず最後にこれを一番言いたかったんですけども、深掘りして情報をよく見る必要があります。
これもユーザーとしてのある意味責任というところでしょうか。

確かなブランドというものはしっかりコンセプト持ち情熱を注いでオマージュしています。
なのでやっぱり自社のロゴの場所にこだわる、位置にこだわる、デザインにこだわる、色にこだわるとか、様々なブランドというのはダイバーズであったりパイロットウォッチであったり色んなシリーズが存在するわけなんですけれども、やっぱりよくあるのが一つのモデルを見て「これ〇〇のコピーかなぁ」とかいう風にそのブランド自体がそういった模倣ブランドだと断定してしまうことが少しもったいないと言えるでしょう。

やっぱり1本だけを見るのではなくて、その一本がどういったコンセプトで開発されているのか、そこまで見たうえでオリジナリティがないとか個性がない、もしくは個性と言うよりかはコピーではないということを見てあげる必要もあるんじゃないかなと思います。

1本だけ見て、端的に見て判断するというのはかなり、あんまりよろしくないと言いますか、もったいない見方となりますので、ぜひそれも加味した上でそのモデルのコンセプト、そのブランドの方向性というのをいろいろ吟味して、これはちゃんと意味があってオマージュしてるんだなという判断をして頂ければと思います。

結局のところ、最終的に選ぶのはエンドユーザーの方ですので、その方がどういった所、「このブランドはここが好きなんだよな」という風に共感・共鳴して頂いてそのブランドを手にして頂くのがハズレを引きにくい買い物の方法かと思いますので、時計は長く付き合うものですからより一層後悔しないためにもそういった情報までぜひ見てあげることをお勧めします。

そうすれば満足度の高い時計にめぐり合う可能性がグンと上がりますので、ぜひお試し頂ければと思います。



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