牧野富太郎博士は時計技能士になっていたかもしれない

朝の連続ドラマ「らんまん」が始まり、主人公のモデルとなった牧野富太郎博士。
日本植物学の父と呼ばれ、近代植物分類学の権威と言われています。

生まれは1862年、当時の日本はまだ文久2年の江戸時代。

高知県高岡郡佐川町にある、雑貨と酒造業を営む裕福な家庭に育つ。幼少の頃より植物のみならず色んなものに興味を持ったと言われています。

佐川町にある牧野富太郎ふるさと館を訪れると、富太郎幼少期の部屋が再現されており様々なものが展示され、その中の一つに分解された懐中時計が。

番頭さんが買ってきた時計がどうやって動いているのか興味を持ち、分解し困らせたという逸話があります。

生まれて6年後には明治時代へ突入し、舶来のものが次々と日本へ入ってきていた時代。現代の定時法を当時の政府が導入したのは明治5年である1873年。

おそらく富太郎少年が懐中時計を分解した頃は まだ定時法が浸透していない時代だったかもしれないので、バラバラにしてしまった懐中時計はは当時高価であったと推測されます。

バラバラにするのは工具さえあればある程度できますが、難しいのは元通りに組み立てること。もし富太郎少年が時計に対し深い興味を持っていたら、立派な時計修理技能士になっていたかもしれません。

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