朝の連続ドラマ「らんまん」が始まり、主人公のモデルとなった牧野富太郎博士。
日本植物学の父と呼ばれ、近代植物分類学の権威と言われています。
生まれは1862年、当時の日本はまだ文久2年の江戸時代。
高知県高岡郡佐川町にある、雑貨と酒造業を営む裕福な家庭に育つ。幼少の頃より植物のみならず色んなものに興味を持ったと言われています。
佐川町にある牧野富太郎ふるさと館を訪れると、富太郎幼少期の部屋が再現されており様々なものが展示され、その中の一つに分解された懐中時計が。
番頭さんが買ってきた時計がどうやって動いているのか興味を持ち、分解し困らせたという逸話があります。
生まれて6年後には明治時代へ突入し、舶来のものが次々と日本へ入ってきていた時代。現代の定時法を当時の政府が導入したのは明治5年である1873年。
おそらく富太郎少年が懐中時計を分解した頃は まだ定時法が浸透していない時代だったかもしれないので、バラバラにしてしまった懐中時計はは当時高価であったと推測されます。
バラバラにするのは工具さえあればある程度できますが、難しいのは元通りに組み立てること。もし富太郎少年が時計に対し深い興味を持っていたら、立派な時計修理技能士になっていたかもしれません。
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正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
●正美堂時計店●
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