気温が低いと機械式時計の制精度が悪くなる?

気温が低いと機械式時計の精度が悪くなる?

寒い季節に聞かれることがある機械式時計の誤差。時計は温度に依存するので、伸縮を繰り返しているヒゲゼンマイが気温が下がると可動範囲が短くなり進みがちに、反対に気温が高くなるとゆったり伸び遅れがちになると言われています。

聞かれた時によく聞き返すのが、その時計はどれくらいの頻度で着用していますか?です。

時計は温度の高い方に依存するので、毎日着用している場合、依存するのはよほどの場合を除き、着用するオーナー自身の体温なのです。寒い外気を気にしてしまいますが、実は着用している時計の内部は大して低くなかったりします。夏の暑い日には体温よりも高い外の温度に依存するため、気温によっては遅れがちになる可能性があるのです。しかし部屋の中でしっかりエアコンをかけている場合、温度が体温より低いと依存するのは変わらずオーナーの体温となるのです。

着用していない場合は気温に左右される可能性が高くなりますが、精度が狂っている方の時計を見させていただくと、磁気帯びが原因の可能性が高かったりします。

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