昭和4(1929)年より日本の鉄道時計として、精工舎の創業者である服部金太郎氏が手がけた19セイコー。19型のキャリバーが生産されたのは昭和46(1971)年までと、42年間もの間生産されたロングセラーの時計ですが、実は派生モデルも存在します。
現在のNTTにあたる日本電信電話公社、電電公社にも19セイコーは使用されていました。
現在は電話の相手先にダイレクトにかけることができますが、昔は電電公社に電話し、電話交換手が相手先に取り次ぐのが普通だったのです。
19セイコーの役割は通話時間を計測すること。電話料金は秒単位の管理が必要となるため、電電公社用の19セイコーのスモールセコンドは10秒ごとに色が異なる仕様となっていたのです。
鉄道時計とはまた違う、激動の昭和に活躍した働く時計として、19セイコーは活躍しています。
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正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
●正美堂時計店●
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