汗かきやすい季節、時計が汚れ「垢」頑固な汚れへと進化ー防水時計の洗い方ー

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今週の時計に関する日曜日勉強会は

汗かきやすい季節、時計が汚れ「垢」頑固な汚れへと進化ー防水時計の洗い方ー

今回の動画では防水時計の洗い方、こちらについて解説していきたいと思います。

既に汗をかきやすい季節となっています。

知らず知らず時計というものは汚れが蓄積されていくのですが、その主な原因としては人体から出る垢、つまり汗をかきやすいこの時期は余計に汚れが出やすいということなんですけれども、放っておくと頑固な汚れへと進化、さらに放っておくとサビへと繋がりかねません。

今回の動画では「防水時計の洗い方」、こちらについて解説していきたいと思います。

また、ブレスレットの方に関しては超音波洗浄機を使用して洗っておりますので、最後までご覧くださいませ。

革ベルトをお使いの方に関しましては、以前の動画「時計の革ベルト(レザーベルト)が少しでも長持ちする簡単メンテナンス」で紹介しておりますので是非ご覧ください。

時計の革ベルト(レザーベルト)が少しでも長持ちする簡単メンテナンス – YouTube

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汚れを溜めないメンテナンス

まず、これはもう革ベルトもブレスレットも同じことなんですけれども、汚れをためてはいけない。まずここをです第一に言っておきます。

これは放水でも非防水でもそうなんですけれども、頑固な汚れっていうのはいずれサビの原因とになるので、新品と同じ状態まではいかないまでも、日頃のちょっとしたメンテナンス、本当にちょっとしたものでそのガンコな汚れを防ぐことができるんです。

こういうことをするかしないかで10年後の時計の姿というのは大きく変わってきます。
日常的にこまめに洗うことをお勧めします。

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今回は防水性能がテーマなんですけれども、まずお手持ちで洗いたいと思う時計の防水性能を知りましょう、ということで、まず時計がお手持ちにある場合は、文字盤もしくは裏蓋に防水の表記があるかないかをきちんとチェックしておきましょう。

基本的に表記がない場合は非防水とか、それなりの防水性能と思った方がいいです。
やはりきちんと20気圧以上のもの、10気圧ぐらいからですかね、ちゃんと書かれていたり裏面に刻印されていたりするので、そこは必ず見ておきましょう。

10気圧というふうに日本語で書かれてはいないんですけれども、「10 bar」というふうに書かれていたりするので、そこは気を付けて下さい。

また、丸洗いする場合は必ず20気圧以上でやることをお勧めします。
10気圧の場合、水が浸水する可能性もあるので、直接水に触れること、水の中に入れることはお勧めしてません。
なので、その場合は必ず20気圧以上の時計で洗ってみてください。

防水時計の洗いかた

それでは、そろそろ時計の方を映しながらお話をしていきたいと思います。

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今回ご用意したのは、こちらいつも使っているフォルティスのB-42コスモノートクロノグラフ、こちらのブレスレットを外した状態となります。

このように、僕はあえて2ヶ月ほどあまり洗わず例としておいてみましたが、かなり汚れがこのブレスの隙間に入ってしまっております。
これは洗いがいがあるレベルかなというところなんですね。

ちなみにも暑い季節というのは僕はブレスレットはいいんですけれども、今現在こちらの正美堂オリジナルウォッチもブレスレットに変えましたので、今回はこちらナイロンベルトに変えております。

後ほど本体も洗うので、まずベルトを外しておきましょう。
ベルトを外すと、やはり本体の方にもくぼみのところに汚れが溜まっちゃったりしているんですね。

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これをきちんと落としていくわけなんですけれども、この横に見えるのは超音波洗浄器なんですが、こちらに、ではブレスをまず洗っていこうかと思います。

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ブレスの細かいコマ、これは弓カンのパーツなんですけれども、弓カンのパーツをまず入れまして、ブレスの方も入れるんですけれども、僕がよくやるやり方としては、可動する部分はすべて開いておくという風にしております。

なのでエクステンションもきちんと出した状態、すべて丸出しの状態で水につけて、ではスイッチを押してみたいと思います。

こちらですね今10分洗っております。
10分間このままボーッと待つのも暇ですので、今の間に時計本体を洗っていこうかと思います。

まず用意するものは歯ブラシ。
使い古しを使うのもアリなんですけれども、僕はも100均で用意しています。
それくらいのものでも十分洗えるレベルかなと思っております。

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このように汚れがたまっております。
しつこい汚れになるとまた取り方が変わってくるので、爪楊枝であったり綿棒、こういうのも使いようがありますし、非防水の場合はこういったパーツを使えばいいんですけれども、今回は防水なのでダイレクトに水につけながら洗っていこうと思います。これが防水時計の魅力ですね。

ちなみにですね、僕のこちらの時計は防水性能が強くはありませんので一旦外しておきましょう。
基本的に時計を水の危険にさらさないようにしながら洗っていくのが一番良い方法となります。

それでは、この歯ブラシでおもむろに洗ってあげると、よっぽどこびりついた、数年経った汚れでない限りはある程度洗うことによってだいたい落ちてくれます。
まあでもそれでも場所によってはしつこい汚れもありますので、キレイに磨いてあげましょう。

人間の歯と一緒でですね、隙間隙間にいろんなものが入り込みます。
でこの入り込んだ垢というのは固まって、追々サビの原因になっていくわけなんですけれども、ためなければある程度、これくらいでさらっとでも結構落ちてくれるんです。

落ちてくれるんですけれども、まだまだなので洗っていきましょう。
一旦やりだすとキリがないです。

ちなみに洗う時の注意点としては、今これは洗面器に水を張って洗っているわけなんですけれども、やめた方がいいのはお風呂場ですね。

お風呂に入りながら洗うなんて方も聞いたことあるんですが、それをすると内部のパッキンとかが変形してしまう恐れもありますので、お湯、というかお風呂は避けて、もしお風呂でやる場合は洗面器に水を張って洗うことによってまだ危険度は減りますので、そういう風にしていただければと思います。

なんだかんだで、そんなにしつこい汚れ溜まってないかなと思ってたら、はいこのラグの裏側にありましたので、ここも拭いていきます。

これでも届かない部分、これが届かないときに初めて爪楊枝の出番がやってきます。
それまではもうひたすら磨きましょう。

やはりネジのこういった隙間なんかにも入り込みやすいです。
いつの間にか知らず知らずの間に汚れは入っているものなので。

ちなみにこの時計、僕はですね、1年前ですか、1年まだ経ってないんですけれども、メンテナンスもして、その時にメーカーできちっと掃除もしてもらってますのでそこまで汚れてはないですが、やっぱり毎日使ってくるとなる程度汚れます。

防水時計といえどですね、このようにクロノグラフの場合、フォルティスはねじ込み式ではないので、ねじ込み式の方は必ず閉まっていることを確認しておきましょう。

僕の場合はねじ込み式ではないので押せるタイプなんですけれども、洗うときは押さないようにしましょう。

やっぱりわずかながら水分が中に入る可能性があるので、ボタンとかは一切操作しないようにできるだけ触れずに洗っていくのがベストなやり方となります。

結構な感じで汚れが落ちたんじゃないでしょうか。
少なからずぷかぷかと汚れが浮いていますね。

こんな感じで磨けました。
思ったよりもきれいだったので早かったです。

それほど日頃からメンテナンスで洗うべきというところなんですけれども、防水時計のいいところはこのように実際ダイレクトに水につけて洗えるところがメリットなんです。

これが非防水の場合は気を使わなければならないので、綿棒を湿らしたりして拭いてあげるという事ができるのですが、このようにおもむろに洗えるのはとても便利です。
ダイバーズウオッチが人気な部分はこういった理由もあるんでしょう。

ある程度洗いましたので、本体の方一度拭きましょう。
水分は必ず切っておく、もし保管する場合なんかもきちっと水分を取っておかないと、あとのサビの原因とかになりますので。

裏蓋も割と綺麗に仕上がりました。
なんだかんだで5分もかからず磨けましたね。

これがしばらくやってないまあ年がつくほど、もしくは年以上放置しておいた場合はこれぐらい簡単には汚れが落ちないこともあります。

汗をかく量にもよりますので、僕みたいに常時つけているタイプはやはり汚れやすいです。

最近はジムに行ったりするときにジムの前後は時計を外しているので、ベルトが汚れる原因にしかなりませんから外しておいて終わってからまだ着用するというふうにしているんですけれども、このような感じである程度磨けました。

それでは超音波洗浄器が完了したのでブレスレットを取り出しましょう。
取り出して、一度水につけてみます。

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この洗面器も最初まっさらな水でだったと思うんですけれども、本体を洗ったのとブレスレットを入れたことで多少の汚れがまだ出てきていますので、こんな感じで汚れというのは知らず知らず溜まっていくんです。

ではこちらも最後の仕上げということで拭いていこうと思います。

この時点でだいぶ落ちてくれてはいます。
細かく残っている汚れを歯ブラシで磨いてあげると。

先ほど、新品の歯ブラシで100均でありますからいいと言ったのは、人の使い古しの場合ですとどうしてもこの毛先が曲がっていたりします。
そうなると、人間の歯が磨きづらくなるように時計も磨きづらくなってしまうんです。
なのでできる限りはですね新品の方がより高い精度で磨けますよと。

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このように、頑固な汚れというのはまだ残っているんですね。
頑張ってあとは人の手で磨いてあげましょう。
サラっとやるだけでもこれだけ汚れが落ちます。

忘れないのはブレスレットの内側もきちんとやりましょう。
ここも汚れがよくたまる場所なんです。折りたたむのでそのままになっちゃうんですけども。きちんと可動するところはすべて開いて磨いてあげましょう。

だいぶ綺麗になりましたね。
たった2カ月でこの有様です。

ある程度完了したら、布できちんと水分を拭き取りましょう。
やはり水分は貯めておいていいことはないので拭き取ってあげることをしてください。

最後に

いかがでしたか。
あのように洗うことによって汚れというのは落ちていきます。

間違っても非防水の場合は絶対にやらないように、それをやってしまうと中に気泡が入ったり湿気てきたりとか、あっという間に時計は劣化しますので、そこは是非ご注意ください。

あとは、先ほど僕は本体は外して洗っていました。
今回たまたまベルト交換してたからという理由ではなくて、超音波洗浄機に本体をかけると、この水の分子と分子が細かく結合しているので、時計の内部に入ろうとしていきます。

そうなった場合は少々の防水性能があっても全然効かない時がありますので、本体はあくまでも入れないように。
振動も来るため、時計にあんまりよろしくないので、外しておいたほうがいいです。

あくまでも時計は本体は本体で、ブレスはブレスで、というふうに別で洗うという概念を持っておくことをおすすめします。
もうお勧めというか、そうしてください。故障の原因です。

前にそれで僕も洗ったことあるんですけれども、壊れなかった時計というか変に精度が狂ったりしてたんですよ。
まったく影響がなかったのはビクトリノックスのINOX、あれだけです。

なのであれはやっぱり頑丈さを売りにしてます。
クオーツというのもありますけれども、機械式時計はまずアウトなので、それは人の手できちんと汚れを取ってあげてください。



正美堂時計店は、時計知識を深めるため、お客様に正しい情報をお伝えするため、週1度時計に関する勉強会を行っております。
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