新年質問特集 時計に関する3つの疑問にお答えします!

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
Thank you for watching.

今週の時計に関する日曜日勉強会は

新年質問特集 時計に関する3つの疑問にお答えします!

今回の動画では『時計に対する疑問』こちらについてお答えします。

いつもと比べるとお題がなさそうに感じるんですけれども、以前の動画のコメントなどで頂きましたご質問というのはこちらで短く答えられる内容ばかりなので、少しまとめさせて頂いて、今回の動画では質問特集のような感じでお答えをさせて頂きます。

時計を持つきっかけとか時計を購入する前の疑問であったり、お悩みであったり、そういったものが少しでも解決してくれればと思い今回の動画を撮影することになりました。

ぜひこちらの動画が参考になれば幸いだと思いますので今回3つのご質問にお答えさせて頂きます。

電池式懐中時計のチクタク音はうるさい?

では今回は3つのご質問ということで、まず一つ目から行きたいと思います。

電池式懐中時計を買おうと思うんですが、
チクタク音はうるさいですか?
周りに迷惑になることだけは嫌なので、
教えてほしいです。

まず電池、クォーツの場合そんなに音はしません。

そんなにと言いましても結構曖昧な感じで、どれぐらいやという話なんですけれども、確かにクォーツでも耳を近づけるときちんと針が動く音というのが聞こえたりするわけなんですけれども。

それを周りの人にあまり迷惑になるから気づかせたくないなと思う場合の対処法としては、例えばクロスとか布など、衣服・帽子でもいいです。
そういったものの上に置いておくだけである程度の音っていうのは消えます。

なのでもし周りに気を使うとか思う場合はそういったものの上に置くことである程度の音は消せますので、そう
いう風にしてあげることで問題なく使って頂けるのではないかと思います。

そのまま平置きすると音が反響して余計に聞こえたりしますので、ひと手間かけてあげるのも良いんではないかと思います。

そういったことで対策できますのでぜひあまり気を使わず、うるさいとか考えずに使って頂ければと思います。

自動巻き腕時計はポケットに入れても巻かれる?

それでは2つめのご質問いきます。

質問なんですが、
自動巻き腕時計を買ったばかりなのですが、
ポケットに入れといても自動で巻かれますか?

こちらポケットにもよるのと時計にもよるのと、色々分かれてくるわけなんですけれども、まず自動巻きの原理というのは重力によって内部のローターが移動してそれでゼンマイを巻くという仕組みになっているわけなんですけれども、どうしてもズボンのポケットの場合はなかなか反応しづらいです。

しかしながらいつも生活される、もしくは仕事の環境によって振動具合が変動してきます。

体全体を使ってされるお仕事の場合は割とズボンのポケットでも巻かれたりするんですけれど、そうでないデスクワークとかあまり動きがないお仕事の場合、手でもあんまり巻かれないことがありますので、その場合はぜひ時計をたまに振ってあげるぐらいの気持ちでもいいんじゃないかなと思います。

そういった感じでちょっとゼンマイを回してあげるだけで巻かれるので、ぜひポケットに入れても試して頂き
たいと思います。
ただ上着のポケットなんかに入れる場合は上着をいま僕が着ているように止めずに着用している場合、ポケットに入れているので重みができまして机の角とかにバチンとぶつけてしまう可能性もあります。

そうなったら時計が壊れる原因となりますので、そこを避けて頂ければと思います。

古い時計の防水機能が下がるのはなぜ?

質問3つ目、こちらで行きたいと思います。

たぶんこの三つ目が返答としては一番長くなるのかなと思います。

教えてください。
古い時計は防水機能が
新品当時よりは悪くなると聞きます。どうしてでしょう?
ケース外側はぶつけて傷も付くのはわかりますが
ねじ込み式の裏蓋などネジには影響ないのでは?
余程修理やオーバーホールでなければ
開けることも無いですし、パッキン変えれば
元の防水性能が保てるのではないでしょうか?
50年とか経てば仕方ないと思いますが
今時計ならその50年くらいはパッキンも変えればもたないですか?

おっしゃる通り、劣化というのはそんなにしないはずなんですけれども、実は見えないレベル、人間の目では確認
できないくらいのレベルで実は時計のケースって少しずつ変形していっています。
なので本当ならパッキンに入れて密閉されるはずが、少し隙間ができてしまったりというのが発生します。

特に今で言うと本当に50年ぐらい前の時計っていうのもそれでして、なので防水性能というのはまずそういった時計の場合は疑ってください。

まあアンティークっていうのはもっと前なんですけれども、ヴィンテージウオッチとか200m防水とが300mもあったりするわけなんですけれども、ほとんど防水性能が発揮されておりません。

もちろんパッキンなんかも交換してくれているとは思うんですけれども、そちらでも防水性能はないと思って頂いた方が間違いないです。

防水性能があるという表記を信用して湿気とか水に近づけて曇ってしまったというケースはめちゃくちゃ多いです。

そういったことを避けるためにも基本的に水分は避けてくださいっていう所です。

今の時計は50年後どうなっているか、本当のところ50年後になってみないと分からない部分が多いんですけれども、今の場合割と重厚感のある作りになっています。

この今では廃盤ですが僕の付けているフォルティスなんかもかなり重厚な作りになっています。

ちょっとやそっとではそんなに変形しないのかなという風に個人的に思うわけなんです。

50年ぐらい前のダイバーズウォッチと比べてもだいぶゴツいかなという印象なんですけれども、こういったものでもいすれば徐々に徐々にちょっとずつ変形してくるかと思います。

なので50年後どうなっているかと言うのは50年に測ってみないとなんとも言えないんですけれども、オーバーホールとかメンテナンスのたびに防水試験というのがあります。

これはメーカーが行ってくれる試験であるんですけれども、その防水試験をクリアしている限りは防水性能は大丈夫と思って頂いてよろしいんじゃないかなと思います。

それに引っかかった場合はメーカーから防水性能が損なわれています、という風に言われると思いますので、その場合は、そろそろ水気は避けた方がいいんじゃないかなという風に、少し気を使いながら使って頂ければな、と思います。

なので、防水性能はちょっとずつ落ちてくるという風に認識して頂ければと思います。



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