スイス時計はなぜ高騰し続けるのか?スイスは世界でもトップクラスの物価!

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

スイス時計はなぜ高騰し続けるのか?スイスは世界でもトップクラスの物価!

今回の動画は「スイス時計がなぜ高騰し続けるのか」こちらについてお話をしています。

時計について有意義な情報を発信しているチャンネルとなりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。

スイス時計というのは、値上がりはあっても値下がりはほぼありません。

常に上昇し続けているんですけれども、2000年代、だいたい2005~2006年くらいでは7~8万で買えた時計も今では10万を軽く超えてしまっているのが珍しくない状態であります。

なぜ時計は値上がりし続けていくのか?
今回の動画では高騰しているスイス時計についてお話をしていこうと思います。

なぜ高騰するのか?

まずは、なぜ高騰するのか?こちらについての理由。
たくさんあるかと思いますけども、こちらでかいつまんで、あとは経験した情報なんかも踏まえてお話をしていこうと思います。

スイス時計はなぜ高騰し続けるのか?スイスは世界でもトップクラスの物価! – YouTube

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高騰するにはいくつか理由が考えられるんですけれども、よく言われるのはこちらにある為替。

メーカーが度重なる為替の変動のためにという風に言われることがあるんですけど、実は下がっていることもあるので、本当はその時に値下がりするんじゃないのかなと思ったりしますが、実は一旦値上がりしたものは値下がりせずにそのまま据え置きということがほとんどです。

つまり上がり続けるというのがよくある現象となります。
とにかく下がることはないんですよね。

そしてパーツの高騰。石油とか色んなものの価格上昇とかもありまして、やっぱり原材料の高騰って正直あります。

パーツが上がってしまう、正美堂オリジナルウォッチなんかでもあまり価格には反映、すぐはしてないんですけれども、どうしてもそのパーツが上がってしまって値段を今後検討せざるを得ないな、という時も実はあったりします。

なので、パーツの高騰というのを結構気にするべき情報なのかなと思っています。

あと3つ目ですね。
技術職の方の人件費の高騰、これもあります。

スイスというのは基本的に人件費が世界でもかなり高水準な人権費となっております。
次の項では人件費についてお話をしていこうと思います。

なぜ人権費が高騰するのかというと、スイスは世界でもトップクラスの物価の国となります。

とても高い物価で、以前僕もバーゼルワールドに行ってた時なんかは物価の高さに正直驚かされました。

飛行機とか電車とかそういうのは仕方ない部分はあるにしろ、何よりも驚いたのが食費です。

基本的にあの外食だったので、レストランなんか入るとまず飲み物、次食べ物、そしてチップ。これだけは絶対に何があっても支払わなければならない金額になるんですね。
チップを忘れるとかなり怒られてしまいます。

それでも最低限のものを頼んだぐらいでもあっさり3000円ぐらいは超えてしまうので、安く済まそうと思うと割とキツイのかなというところです。
結構高い思いをした覚えがあります。

せっかくなので妥協して、日本のイメージで今日は金額も金額なんでマクドナルドでも行っとこうかな、と思って入ったら、ここでだいたい物価と言いますか、価格の違いというのを思い知らされるわけなんですけれども、時期は違いますけれども最近の値段を例に話をしていこうと思いますが、日本のビッグマックは現在時点の単品の価格なんですけれども、390円となっています。

500円でも十分お釣りがくるといわれるのが日本の価格設定なんですけれども、スイスのビッグマック、なんと最近の情報を見たところ、11.3フランとなっています。

1フランがだいたい125円前後ですね。
このくらいのことを踏まえて計算してみますと、スイスのビッグマックというのは11.3フラン、約1407円になるわけです。

390円に対し1407円と、1000円以上の価格の開きがある、これぐらいの物価も違いがあるというのが日本とスイスには差があります。
なので、かなり高いです。

時計職人にかかわらず人件費というのはスイスはずっと上がり続けているので、基本的に高級取りです。

日本人からすると高給取りのような金額をもらっているわけなんですけれども、その分物価が高いので出費も多いという風に受け止めていただくと。
なので高騰するのは仕方がないのかな、という風にとっています。

目をつけている時計は欲しい時が買い時

よくお問い合わせ頂きますけれども、今が一番買い時という風に私も説明させて頂きます。

後になればなるほど後悔する時があると、これは今までこの業界を見てきて思うところです。

15年前とどれほど価格が変わっているのかの一つの比較として、今回例を出そうと思います。

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こちら画像になるんですけれども、正美堂時計店の2006年当時のサイトです。
なかなか見た目でも懐かしい感じですよね。

赤丸で囲っている部分が当時の定価になるわけなんですけれども、こちらエポスの懐中時計なんですが、メーカー希望小売価格は58,800円。
なかなか安く感じますよね。かなりリーズナブルな値段に感じて頂けるんじゃないでしょうか。

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ではお次、現在の値段はどうなっているのかというのを同じく正美堂時計店のページを表示したいと思います。

こちらの画像を見て頂きますと、同じものです。同じ品番ではありますけれども、130,900円が定価となっております。

15年経過するとこれぐらい値段というものは実は変動しているんです。

率でいうと44%もアップしている、もちろんこれが全ての上がり方ではないので、これは一つの例なんですけれども、これぐらい上がっている、もしくはこれ以上上がっているブランドもあるということも覚えておきましょう。

ちなみに物は一緒、一緒と言いましてもエポスの場合は特徴としてパーツが少し高価になっていたりとか、より手が加えられています。

コート・ド・ジュネーブ加工されている部分が増えたりとか、少し良い部分も改良されているんですけれども、それでも倍以上値段が違うということになっています。

それくらい値段を反映されることがあったりします。

古い時計が定価を超えるのはなぜ?

よくデッドストックの時計なんかも値段が元々の値段より上げられたりしていることがあったりするんですが、これには考えられる理由が今の所2つあります。

まず1つは、ヴィンテージウオッチが当時の価格を超えることというのはやはり希少価値がついて人気が出ている場合。
少々割高でも欲しいと手を上げる人がいる限りはその高いと値段がやっぱり合わさってしまいます。
ですので、少し値段が高めになってしまうという現象が発生しています。

特にこの中古市場というのはそういったものが多いのかなと思います。

そしてお次はメンテナンス費用。

やっぱり時計というのは長年置いている、デッドストックのようなものであってもやはりメンテナンスというのは必要となります。

メンテナンスをする限りはどうしても元々よりはかかってしまうんですけれども、メンテナンス費用というのも実はあまり公には出てませんけれども、高騰してきています。

やはりパーツの高騰はもちろんのこと、提供されるグリスとかオイルなんかの消耗品であったり、あとは人件費、日本で言うところの最低賃金というものも年々上がってきています。

なので、そういったところは特に技術職の方なんかには反映されているのかな、というところですね。

なので、メーカーの対応なんかも実はアフターケアが徐々に上がってきてしまっている部分があるんです。

欲しいと思う時計は先送りせずにできる限り早めに手に入れましょう。
まずこれです。

今欲しいけど今度でいいかなとかっていう風に、その時に買わずに先送りにしていくと、いつの間にやら同じものなのに値段が上がってしまうことがあったりします。

懐中時計なんかよくありがちなのが、腕時計と比べ桁違いに生産数が少ないです。

一旦在庫切れになると数ヶ月待つというのもザラにありますので、やはりそういうことも考えると欲しい時が買い時ということなので、欲しいときにぜひ手に入れておいてください。



正美堂時計店は、時計知識を深めるため、お客様に正しい情報をお伝えするため、週1度時計に関する勉強会を行っております。
また、新商品入荷など、ライブ配信にて情報をお届けしております。
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