時計を購入する時に選ぶのはあなた次第、カレンダー付き時計の魅力についてお話。

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ウォッチバイヤー　専務こと合田圭四郎です。
Thank you for watching.

今週の時計に関する日曜日勉強会は

時計を購入する時に選ぶのはあなた次第、カレンダー付き時計の魅力についてお話。

今回の動画ではカレンダーウォッチの魅力についてお話をしていこうと思います。
今から購入を悩んでいる方、カレンダーは意外に関わってくる場所なのでぜひ購入時の参考になればと思います。

カレンダーウォッチの魅力

時計にはカレンダー付きとそうでないものが存在します。
購入したときはもちろんどちらのタイプかを選んでいく必要があるわけなんですけれども、一概にどちらが良いのかということは言い切れません。
あくまでも選ぶのは最終的にユーザーのお客様になるわけなんですね。

カレンダー付きの魅力について今回はお話をしていこうと思うんですけれども、購入時やっぱり迷うところではあります。
カレンダーってやっぱり注目されない部分ではあるんですけど、実用面では大きく関わってきます。

ちなみにノンデイトの魅力に関しましては以前の動画でも紹介しております。
ぜひこちらも合わせてご覧頂ければと思います。

カレンダーといえば曜日を表示する、実用面でよく求められる機能の代表格と言えるのではないかなというところなんですけれども、やはりキチンと合わせておく必要があるということなんですね。

なぜかというと、キチンと時間をさせてないのと同じで、カレンダー日付がでたらめですと、噓を言っているのと同じことになりますから使えないということにつながってしまうんです。
カレンダーは普段使いで重宝する機能なんですけど、きちんと合わせておかなければ意味がない、こちらをまず理解しておきましょう。

あとは一口にカレンダーといってもいくつの種類があるんです。
今から色んなものを見比べながら一つ一つのカレンダーの例をお話していければと思います。

カレンダーウォッチのあれこれ

それでは今回もいくつか時計を用意しました。
一つ一つ異なる条件ですので、どんなカレンダーがあるのか参考になればと思います。
それではご紹介していきます。

まずこちら、ORIS(オリス)の「AQUIS」。
こちらはデイトカレンダー、カレンダーの王道と言いますか、もっともポピュラーと言われる日付の窓が6時方向にあるという機能になります。
これだけならば全然見た目にも影響はほぼ無いんじゃないでしょうか。

この時計の場合はカレンダーの背景が黒になりますので、目立ちにくいタイプになっております。
こちらはデイトカレンダー、日付のみを表示するタイプです。

そして次、こちらが同じカレンダーでも少し異なってきて、「デイデイトカレンダー」、日付と曜日が一度に確認できるのがデイデイトカレンダーとなります。

ちなみに僕が使っているフォルティスもデイデイトカレンダー、曜日と日付が簡単に見える仕組みになっております。

その次、「ビッグデイト」。
その名の通りカレンダー部分が大きく表示されているわけなんですけれども、実はカレンダーって一枚のリングなんです。
リングが回って動いているんですけれども、このビッグデイトの場合、実は2枚リングが入っていまして、そちらが連動し表示日付を表示するということで、大きい表示方法に成功しています。
なので通常のデートカレンダーに見えがちなんですけれども、使われている部品が多いというところでこちらビッグデイトと呼ばれる機能となります。

段々複雑になっていきますね。
次はこちら、「ムーンフェイズ」。
月齢を表示するカレンダーで、29.5日で一周する仕組みになっています。
なのでこのお月様が真ん中に出てくるとそれは満月ということになります。

時計によってはたまにこのムーンフェイズ機能が動かせない、ずっと回し続けなければならないこともあるのでご注意ください。

まずこちら、この状態が満月ということになります。
月の満ち欠けを表示するカレンダー、つまり数字ではなく見た目で判断するというところなんですが、魅力としては徐々に表情が変わっていくということです。
少しずつ顔が変わって、月がない状態から満月、さらには消えていくということになります。

もう一つ、こちらは「ポインターデイト」。
どこにカレンダーがあるのかと言いますと、この6時方向にあるこのコマ、こちらでカレンダーを表示しています。
カレンダー部分が毎日徐々に動いていき、31日で1周する仕組みになっております。

こちらも面白いのが、数字の1さえ把握してくると、大体どこの辺なのかすぐ見当つけやすくなるということと、やはり徐々に顔が変わってくる、そういった楽しみ方ができるのがポインターデイトです。

ちなみにこの動画撮影時にはなかったんですけれども、ポインターデイトといえば有名なのがオリスの「ビッグクラウン」。
こちらのポインターデイトもこのように小さな小窓ではなく、ちょうどこの秒針のように一か月かけて一周するというようなカレンダー表示になっているのがポインターデイトです。
針で表示するタイプですね。

「トリプルカレンダー」と言います。
トリプルカレンダーとは何ぞや、と言いますと…
まず上が日付。31日まで目盛りがあるので分かりやすいという感じなんですけれども、曜日が9時方向、日曜日から始まり一周します。
そして右側、3時方向にあるのが月なんですね。これが何月なのか、っていう表示です。

つまり、この時計を見るだけで
何月、何日、何曜日というような情報はすべて得られると、しかもムーンフェイズ付きなので更には月の満ち欠けまで知れるといった、かなり情報量の多い時計ということになります。

もちろん狂ってしまうとこれを一つ一つ合わせなければならないので、その覚悟は必要となりますが、2月・4月・6月・9月・11月、この月だけは狂うと思って間違いないです。

で、こちら。
こちらはもちろんデイトカレンダーなんですけれども、何かが違う。
それは何かと言いますと、「デイトジャスト」という機能があります。
デイトジャストというと思い浮かぶのはロレックスなんですけれども、日付がぴったりで切り替わると。

見比べてみると、通常のカレンダーというものは日付が徐々に変わります。

最初に出したオリスでいう所の、大体このあたりって通常は内部でカレンダーの日付を送っております。
こちらでパチンと切り替わる仕組みになってるんですけれども、オリスは割とクイックに動いてくれるので少し参考にならなかったかもしれません。

実際僕が持っているフォルティスのB-42コスモノートクロノグラフで試してみましょう。こちらのほうが徐々に変わります。
時刻調整の状態にして、このあたりからカレンダー内部で動こうと徐々に切り替わっています。

このように一時間かけてゆっくり動いていきます。
こういう風に、徐々に曜日が変わっていきます。

内部で動いているので当然なんですけれども、それを覆したのがデイトジャスト機能ということになります。
どういうものかと言いますと、こちらですね。今ゼンマイを緩めている状態ですので、時刻調整の状態にします。
進めて行くわけなんですけれども、ゆっくりやりますので、ぜひタイミングを逃さずご覧ください。

パチンと変わりました。
このように瞬時に変わるのがデイトジャスト機能と言われています。「クイックチェンジ」と言った方が一般的でしょうか。
デイトジャストはロレックスの名前になりますので、日付がクイックで変わる機能を備えたのがクイックチェンジと覚えていただくと分かりやすいと思います。

ちなみにこのクイックチェンジにつきましては、見た目からはわかりません。触ってみないと判断できないのがこのクイックチェンジです。
ですので、今からどういうモデルを買おうかなと思っている方なんかはこのクイックチェンジができるかどうかを確かめてから選ばれるのも一つかと思います。

やはりクイックチェンジのほうがより高度な技術を使われているので、割と人気が高いと。
いわゆるスイス時計らしさっていうのはこのクイックチェンジがよく言われた機能だと言えます。

最後に

いかがでしたか。
カレンダーといえども一口には語れず、いくつか種類があります。

またここでは紹介していないカレンダーなんかも存在しますので、時計選びの時にはどのような機能がついているのか、ぜひそちらを販売店の方とか、もちろん当店でも販売しておりますので、当店へご来店時、もしくはオンラインで金額またはお問い合わせなど伺っていただければお答えはできます。

是非これを購入の参考にしていただけると嬉しいです。