今さら「知らない」とは言いづらい、時計の用語スペック　5選ー前編ー

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ウォッチバイヤー　専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

今さら「知らない」とは言いづらい、時計の用語スペック　5選ー前編ー

今回の動画では「今更知らないとは言いづらい時計の用語集5選」こちらをお話していこうと思います。

前編・後編とありまして前編で5選、後半で5選という風に全部で10個紹介しております。

少しでも知識の役立てになれば幸いです。

主に時計のキーワード、いくつか知っている方ももちろんいらっしゃいますし時計の雑誌なんかでもわりと普通に書かれていたりするんですけれども、

今までは時計店に通い、店員さんであったりとか雑誌を見たりして情報を得て知識というのはどんどん増えていく訳なんですけれども、

現代ではオンライン通販も盛んになりあんまり店員さんと話をすることもなく時計を手に入れる機会も多くなりました。

やっぱりそう見たらスペックなんか結構見過ごしているところがありまして、本来の意味を分からず手に入れる方も少なくないということになっております。

店頭でお話する方なんかでももともとネット通販から時計を買い始めたということでお話すると「あー、知らなかった」ってこともあるのでせっかくなんで今回はおさらいの意味も含めて今更知らないとは言えないようなキーワードの方を深堀していこうと思ってこの動画を撮影することになりました。

実質同じだけどキーワードが違うっていうものもありますので今回は前半のこちらはクォーツに関わるものを主に、後編のものは機械式時計に関わりのあるものを多めに行こうと思います。

ぜひ前後合わせてご覧いただければと思います。

クロノグラフ

それではまず最初はクロノグラフ、こちらから紹介していきます。

クロノグラフとは何ぞやと言いますと、ボタンを押すことによって時刻の計測をスタートさせるストップウォッチ機能となります。

文字盤内に小さいメモリがあって、スタートすると時間を計測してくれます。

では、こちらでスタートをしてみます。

今12時方向の針が動き始めました。

これが計測スタートです。

クロノグラフといえば複雑機構を代表する機能で30分計や12時間計など計測してくれます。

これが小窓が付いているので全部クロノグラフかと思い込んでしまうとたまにトリプルカレンダーとか全然違うものでクロノグラフと勘違いしてしまうが誤解してしまうことがあるので必ず確認することをおすすめします。

クォーツはこういう風に動きます。

リセットをすると針が戻ると。

こちら、僕が使っているフォルティスのクロノグラフ。

もちろん12時方向に次方向のボタンを押すと計測がスタートします。

こちらが30分の積算計、で12時間の積算計。

こちらはただの秒針となります。

今動いているこのオレンジの針が1分計ということになっています。

こういう風にボタンをもし押すとストップ。

で、もう一度押すとスタート。

そしてストップをして4時方向のボタンを押すとリセットという風になっています。

こちらはシュトゥルマンスキーの手巻きクロノグラフ。

今現在動いていないので、まあゼンマイ巻いていないので動いてないんですけれども、ゼンマイを巻くと動き始めました。

ボタンを押すとスタート。もう一度押すとストップ。

ここのあたりは自動巻も全て一緒となります。

電池切れ予告機能

2つ目は「電池切れ予告機能」。

こちらのティソのPRX。いま電池切れてる状態じゃないのでリアルな状態が見せれないんですけれども、ま電池切れと両親が2秒おきであったり4秒おきなど定期的に変わった動きをします。

普段とは違った動きをするのが電池切れ予告機能というので、ティソなんかは基本的にクォーツは全て電池切れ予告機能が備わっています。

ティソの場合はEOL、「エンドオブライフ」と呼ばれることもあります。

しかしながら言葉は違いますけれども意味的には同じということになります。

パーペチュアルカレンダー

3つ目はこちら。「パーペチュアルカレンダー」。

“永久”を意味するパーペチュアルと呼ばれるカレンダーで、永久カレンダーとも呼ばれます。

100年単位で設定されており、通常のカレンダーを搭載する時計は2月・4月・6月・9月・11月、つまり31日までない月に、月末にカレンダーを修正する必要があるんですけれども、パーペチュアルカレンダーの場合は閏年も含んでおり、自動的に変わってくれます。

なので手動での設定が不要というのが特徴になっています。

機械式時計のパーペチュアルカレンダーの場合は「世界三大複雑機構」とも呼ばれております。

かなりお高めなものではあるんですけれどもクォーツの場合は設定で簡単になりやすいので機械式時計よりも比較的手軽に手に入る時計となっています。

徐々に変わっていく顔が面白いです。

ムーンフェイズ

4つ目は「ムーンフェイズ」。月の満ち欠けである月齢を表示する機能で、29.5日で一周するカレンダーとなります。

こちらに月の窓が付いております。

わりとユニークなデザインの時計が多くて同じ月というよりは個性のあるタイプが多いです。

結構顔が描かれていたりするものもあったりします。

月齢なので29.5日で一周するわけなんですけれども、

よく間違われるのが、昼と夜を表示する「デイアンドナイト機能」とパッと見似ています。

なのでそれがムーンフェイスなのかデイアンドナイトなのかはぜひ店員さんに聞くことをおすすめします。

レトログラード

5つ目は「レトログラード」。

“逆光”を意味するレトログラードは扇状になっています。

こちらの曜日の針ですね。

曜日の針が一本針で扇状になっていて通常の時計というのは時計回りに回転して動き続けるんですけれども、このレトログラードの場合は一定の日曜日まで来るとリセットされます。

なので一定の区間だけを反復で動くというのがレトログラードの特徴になります。

こちらも針で表示しているので見慣れるとかなり分かりやすくなってきます。

情報は瞬時に入ってくるのがレトログラードの特徴です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

知ってるものももちろんあったと思いますし、意外に、っていう方もいらっしゃったらうれしいかなと思います。

少しでもこういう風に時計のキーワードを知って新たな知識を得て時計選びの参考になれば幸いです。

また今回動画でご紹介した時計につきましては概要欄のほうにも掲載ありますので、そちらをぜひ合わせてご覧いただければと思います。