メンズ・ボーイズ・レディース 腕時計のサイズの定義って？

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ウォッチバイヤー　専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

メンズ・ボーイズ・レディース 腕時計のサイズの定義って？

今回の動画は時計のサイズ、よくこのサイズ自分に合ってるのかっていう風に考えられる方いらっしゃると思うんです。

どうしても時計を選ぶ際に雑誌とかインターネットとかいろんな情報を見てこの時計かっこいいな、なんか良さそうだな、でちょっと調べて。

ブランドも良さげな感じだなと思って実際に現物を見てもしくは見ずに買ってしまって時計をいざ着けようと思うと思ってたよりもでかいとか何かサイズがちょっと違った印象だな、っていう時計に当たったりすることが出てきます。

そういう風にならないためにも、その時計が似合うかどうかっていうのを是非最初に吟味しておく必要があるわけですけれども、そういったサイズの概念というものを今回お話したいと思います。

はい、それでは今回のリクエストをいただいております。

パパラッチ様、ありがとうございます。

まず、最初にお断りしておくのは女性用の機械式がなかなかタイミング的に揃わず、本当は現物を見ながらお話させていただきたかったんですけど、ちょっと今回はクォーツとか違うものを交えて少しお話したいと思います。

腕時計のルーツは女性用が先だった？

まず、一昔前と言いますか、もともと時計のルーツとして懐中時計からもちろん携帯をするっていう文化がスタートしてる訳ですけれども、腕時計、実は17世紀よりも前に女性用の方が先に出来ているんですね。

それは何かって言うとバングルとか腕に巻くものにブレスレットに時計を付けたっていうのが本当は腕時計の起源、始まりと言われています。

女性用で、ただどうしても見た目的なものの実用性は全くなくどちらかと言ったら腕時計を普及させたのはやっぱり軍事用途、戦時中にやっぱり懐中時計を匍匐前進しながらポケットから出して見る兵士のために腕に懐中時計を巻いたことから実用的な腕時計っていうのはスタートしたという風に言われてますけれども、

そんなこんなでサイズの話がすいません、全然外れてきてしまったんですが、今はその当時と違って懐中時計を腕に巻くこともなくもう普通に腕時計っていうのが今主流の時代になってますのでいろんな、本当に多種多様なブランドが

今までよくこれぐらいの小ささならレディース、30ミリを切るとか38ミリ程度がボーイズサイズ、それより上がメンズという風にだいたい言われてましたけども、今の時代でそこまで厳密な括りはなくなってきたんじゃないかと思います。

それは女性が男性のサイズをつけたっていう理由以外にもものの違いっていうのがでてきたかなとこの仕事をしていながら思います。

是非こちらに現物の用意をしましたのでいくつかサンプルを交えながらお話ししたいと思います。

メンズ・レディース時計のサイズを測ってみた

こちらに時計を幾つか、六本ほど用意しました。

ちょっと大きさ順に、端っこだけ別なんですけれども並べてみました。

せっかくなのでこちらの大きさも実際に測りながら試していきたいと思います。

まずこちらから行ってみましょうか。

こちらはオキシゲンですね。

パッと見、小さいので明らかに普通の、普通のっていうか別に決まりはないんですが今まで通りの常識と言いますか、見ると女性用です。

ちなみにこちらのミリサイズを測ってみましょう。

こちら、測ってみると28ミリですね。

こちらの時計は直径が28ミリになります。ちなみに僕の腕が大体18センチぐらいと言われてます。
腕周りが。

その腕回り18センチの男性にこれを巻くとどうなるか。こんな感じですね。

巻けないことはないですけど、やっぱりかなり小さいです。

ちょっと違和感があるぐらいですね。

今まで着けてた時計がいつも着けているのはこちらなので、余計にちょっと違和感感じるかも知れませんけど、全然違います。

これぐらい大きさの差があるんですが、着けれないことはないんですけども、ちょっと不格好じゃないかな、という風に思います。

サイズが合ってないような感じが。

ただベルトはちゃんと合うんですよ。

で、おそらくですけど華奢な男性とか腕周り15センチぐらいの人であればこれ似合うんじゃないかなと。

今あえてちょっと女性用らしくない色合いを選びました。

だから女性でも似合うんじゃないかと思います。

ではお隣り、こちらロータリーですね。

昔ながらのクラシックなタイプです。

こちらが何センチかを測ってみましょう。

測るときにちゃんとまっすぐじゃないと出ないですよね。

こちらでちょうど30ミリです。

先ほど言われたようにこちらも別に女性が着けてもいいですし男性でも違和感がないかなと思いますが、このお隣りと比べるとペアに成り立つんですよね、こちらの場合は。

ちなみによくありがちなのが女性用は二針、秒針がないタイプが多くて、男性用に針であったりカレンダーだったり付いていたりするのが結構よくあるパターンなんですけれども、こちらも測ってみましょう。

このような感じですね。

これぐらい大体取れましたので、今で、はい38ミリ。これでも男物としては少し小さめになるかな。

こんな感じで、おかしくは全くないです。クラシックな格好にも合います。

これはいわゆる今までの流れでいうボーイズサイズというところになります。

で、一度飛ばしておいてこちら。アビエイターですね。

メイドインスイスに変わってだいぶ品質が上がったかっこいいブランドです。
パイロットウォッチですね。

ちなみにこのクロノグラフを測ってみるとこちらで45ミリですね。

45ミリなのでかなりでかい、もう明らかなメンズサイズです。

着けてもこんな感じで存在感は十分にある僕なんかはちょっと腕回りと言いますかもともと体系自体が大きいタイプなのでこういうのはよく似合う側になります。

そして一個戻ってこちら。

こちらコヴァーなんですけれども、見た目の条件だけを言えばレディースです。

ちょっとこれ色焼けのためにベルトとか色々くるんじゃってますけども、この時計は男性が着けてもおかしくはないんですけどもこの真っ白なベルトに文字盤にこうジュエルのような装飾があるものってやっぱりどちらかと言うと女性用の感じがしますよね。

ではこちらがでは何センチなのか測ってみましょう。

はい出ました、こちらで42ミリ。

42ミリありますね。

っていうことはもう男はもちろん着けてもおかしくないんですけどもサイズ的には。

まあ、明らかになんかちょっと違いますよね。

ということで、やっぱりこう女性用のサイズというか今の時代ですと多分サイズで選ぶんじゃなくて、デザインとか装飾で選んだほうがいいんじゃないかなという風に思います。

これはもう見た目的には明らかに女性ですが、サイズだけで見るとメンズになってしまうと。

40ミリ超えてますよね。
普通のメンズサイズになります。

こういうパターンがあって。

あと最後に、60年代のロレックス。

こちらのサイズをちょっと測ってみようかと。

やっぱり60年代とかってこういうこのサイズが結構多いんですね。

小ぶりで。

こちらがどれぐらいかと言いますと、35です。

35ミリなので先程のコヴァ―より小さいです。

そしてこのロータリーよりもちょっと小さいぐらいですが、これもボーイズサイズだからこの手のものは古い時計なんか多いんですけども、いわゆる一般的なメンズサイズとは違います。

ですが女性がつけても男性がつけても全然小さく感じられなかった時代の時計になります。

もちろんこういうタイプを女性が着けてもおかしくはないですね。

最後に

いかがでしたか。

やっぱり今までは僕もこの時計業界に10何年いましてやっぱりサイズでメンズかレディースかっていうのが、もしくはその先程ボーイズと言いましたがこれはユニセックスと言います。

なのでどちらでもいいっていう意味なんですけれども、そういうのがどれなのかみたいなことはよくサイズだけで判断してたんですが、ここ最近ちょっと考え方を変えましてやっぱりケースサイズが一つの材料になって装飾とか、後はベルトです。

ベルトはどうしてもサイズは男物なのにえらいことベルトの余白がないなと。

例えば僕なんかは大体ベルトのサイズが後半になったりするのが普通なんですけども、それはもう全然端っこぐらいしかないと。

いわゆるその他にサイズ調節これ穴空ける以外ないやろうかっていうような場所になってくるとこれひょっとして女性用なのかな、と思ったりします。

先程の質問でも書かれたように女性用の方がちょっとそういうくくりではないとは思うんですけど、イノックスとかあれなんかでもやっぱりノンデイトであったりとか機能的に限られてたりするんですよ。

ムーブメントとしては全然デイトがあっても本当はおかしくない時計ではあるんですけど、そういうところでじゃあ女性は全部その小さい方を付けなければならないかって言われたらそうでもないんですよ。

全然女性だからといって大きい時計を着けても、例えばこのサイズも全然ありだと思いますし、どっちかというと個性があってカッコいいかなと個人的には思います。

なのであんまり男性女性っていう括りだけでなく見てみたらいいんじゃないかなと思いますね。

やっぱりもちろんペアでつけたりとか言う場合、同じデザインですけどっていうのはあるんですけどちょっと前にやったのが同じサイズを男女で買われると。

ペアで使われるケースもありましたので、だから色を分けるとか、ちょっと赤系を女性で青系を男みたいな感じにするという風に合わせるとそれもそれで一つの新しいペアウォッチじゃないかなと思いますので、あまり本とかに書かれている情報だけを頼らずに割と好みの条件で選べばいいのではないかなと思います。

こんな感じで少しはこの意見を参考に時計選びに役立てていけて頂ければと思います。