高騰するETAムーブメントはどうなっていくのか?

高騰し続けるETAムーブメントはどうなっていくのか?

2020年問題から各ブランドで徐々に姿を消しているETAムーブメント。スウォッチグループ以外では、セリタ社が主流になってきました。現代は腕時計が中心なのであまり表に出てきませんが、現行の懐中時計によく使われるスイスムーブメントは、今でもETA社のユニタスが主流です。
供給はストップされていないものの、じわじわと価格が高騰してきました。

ユニタスは本当に完成されたムーブメントで、1960年代の登場から60年余、今でもスイス製懐中時計のキャリバーとして人気が高いです。僕がこの業界に入って初めて手にした時計のムーブメントもユニタス。最初は手巻き式など使えるのかと思っていましたが、使うほどに体の一部のような、生活の中に馴染んでくるほど愛着を覚えたキャリバーです。

正美堂時計店の創業と近い年代であることもあり、正美堂オリジナルウォッチの発売当初から今でもユニタスを採用し続けていますが、同じ品質でありながら価格だけが高騰すにのには、お客様に対し申し訳なく思うようになりました。できる限り以前からの価格帯を維持できるよう、ユニタスに代わるスイス製キャリバーの取り扱いも開始し始めております。あとはお客様が選べる状態にと、これからは並行して販売していく予定です。

時計を持つ喜び、楽しみを時計を通じて伝えていければと思います。
正美堂 合田圭四郎

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