正美堂オリジナルウォッチの新型ムーブメントを調整中

2019年の発売開始から3年。今でも手巻き式時計の魅力は変わらず発信しておりますが、発売当初からたびたび自動巻きについてお問い合わせをいただいておりました。

手巻きの構造はシンプルで長く愛用するにふさわしいと信じて疑いませんが、せっかくリクエストをいただいたのならばと、今回自動巻き時計を製作してみることに至ります。

初の自動巻きモデルとなるベースのキャリバーが届いたので、現在調整中。
残念ながら予定しているケースはシースルーバック仕様ではないため、ローターを見ることはできませんが、正美堂時計店がしっかりと手を加えた証として、ロゴを刻印しています。

今回ベースとなるキャリバーは、いろいろ悩んだ末にSTP1-11をセレクト。

STPはスイス・テクノロジー・コンポーネンツ社の略で、フォッシル社のグループ企業。イタリア国境近くであるスイス南部ティチーノ州マンノにてムーブメントを製作しています。

STP1-11は、世界で最も採用されていたセンターセコンド仕様である、ETA2824と互換性のあるムーブメントで、由緒正しいスイスメイド。

このキャリバーを選んだ理由としては、現在ETAの高騰は言うまでもないとして、独自のマイナーチェンジが加えられているためです。

2824は36時間のパワーリザーブに対し、STP1-11は44時間とやや高め。ペルラージュ模様やコート・ド・ジュネーブ仕上げなど、細部への仕上げも行われている部分が気に入り、今回初採用しています。

近日中にサイトへは掲載予定で、間に合えば25日のYou Tubeライブ配信でも登場できればと考えております。

正美堂 合田圭四郎

#正美堂 #正美堂時計店 #正美堂オリジナルウォッチ #自動巻き #時計製作

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール