アンティークウォッチとビンテージウォッチのメリットとデメリットについて。

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

アンティークウォッチとビンテージウォッチのメリットとデメリットについて。

今回の動画はアンティークウォッチとビンテージのメリット・デメリット、こちらについてお話をしていこうと思います。

「アンティーク」と「ビンテージ」の違い

よく古い時計のことをアンティークと一括りで呼ばれたりすることが多いです。
実はアンティークとビンテージというのは似たような言葉で表現されることが多いんですが、同じではありません。

と言うより、同じと思わない方がいいです。
アンティークのメリット・デメリットもあるんですけど、まずどういった違いというのを最初にお話をしていこうかと思います。

まず呼び名についてなんですけど、「アンティーク」という言葉はラテン語が語源になっています。
そして「ビンテージ」、こちらはフランス語が語源です。

よく「ビンテージワイン」なんて言いますけれども、フランスのワインなんかもあったりします。

基本的に家具なんかの業界もそうなんですけれども、製造から20年年経過したものをビンテージと呼び、100年を越えたもののことをアンティークと呼ばれます。

しかしながら時計業界、雑誌なんか見てもそうなんですけれども、だいたい少し古いものからアンティークと、ややこしいので言われていたりします。

が、例えば20年前と100年前というのは全然時代背景が違います。
20年前ですと、今が2021年ですので2001年で、かたや100年前になると1921年、大正時代です。

それがまあ同義でカウントするというのはまたおかしな話なので、そのあたりは別の年代という風に覚えておきましょう。

というわけで、100年前をアンティーク、それより新しいものをビンテージ、と思って頂くとひとつの基準になるかと思います。

時計屋さん自体でも基本アンティーク、という風に全部を混合していたりもしますが、何か基準を設けることによって違いが明確になってきますので、ぜひそういった決まりはないんですけれども一つの基準として覚えておきましょう。

それでは、時計を用意しておりますので実物を見ながらお話をしていきたいと思います。

アンティーク・ビンテージ時計の特徴

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こちらに3本の時計を用意しました。

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まず右から、こちらは1913年製のウォルサム。
ウォルサムの金時計となります。
リバーサイドというムーヴメントなんですけれども、1913年。今は2021年ですから、108年前の物になります。

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でお次、こちらが1980年代のオメガの懐中時計。
1980年代詳しい年月は分かりませんが、この場合は40年近く経過しているモデルとなります。

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こちらが昭和35年のセイコーですね。
35年ですので61年前ということでいます。

これだけでも全然年代がバラバラな時計達なんですけれども、まずアンティークからいきたいと思います。

アンティークの良い所というのは、やはり現行にまずないものということで、年代とか歴史を調べるとどんな情勢だったとか色々情報を得ることができると。
今とは違った文化ですので、どういった時代だったのかとか、自分が生まれる前の全然知らない時代の情勢などを調べることが楽しくなってくる、そういったところに思いを馳せるのが魅力的なのもあるんですね。
アンティークならではの魅力と言えます。

また、現代にはないキャリバーなんかも使えたりするのがとても魅力的です。
それはまあメリットと言いますか良い所なんですけれども、気をつけておきたいのは、年数がかなり経過しているために現行の時計と同じ扱いをしては割と危険ですよ、ということになります。

やはりそれほどの年代を経由していることによって部品の耐久性はもちろんのこと、時代背景が全く違いますので、100年前はスマホもタブレットもノートパソコンも存在していない、あってテレビ・ラジオぐらいなんですけれども、かなり古いものですので、現在のように磁気帯びとか磁気にまつわる危険が現在の方が沢山あるという風に覚えておくべきです。

そういうものを避けるといったオーナーの小さな心配りが時計の寿命に大きく影響してきます。

こちらですね、ビンテージなんですけれども、まあにこちらのオメガでも1980年代、中身は現行と同じユニタスムーブメントを使っているわけなんですけれども、現行の機械と同じという安心感があります。

このセイコーの場合は、現行の機械ではなくもうすでにビンテージものなんですけれども、60年前の機械にしては結構
精度が良いタイプということで、正美堂時計店では割とお勧めしているビンテージとなります。

入門用としてもお勧めですし、コレクターアイテムとしてもオススメな19セイコーなんですけれども、現行の時計と違って心配なのは、耐震機構はついていないということ。

なので衝撃とか極端なものに弱いんですけれども、そういったものをクリアしているのはこの同じビンテージでも現行の時計と同じユニタスを使っているタイプとなります。

良い面としては、現行のムーブメントを使っているためにアフターケアがまず安心ということです。
パーツも豊富に流通しているので修理ができませんという心配がほぼないのが割と新しい年代のビンテージものと言えます。
なので壊れても何とか対応ができることが多い。

でこの19セイコー、デリケートですけれども対応できることは多いですね。
部品流通している数が多いということもあって。

それでですね、このビンテージのしいて悪いところというと、古い物って印象を受ける割にはあまり古臭さを感じないという、何というか現行のものとそんなに違いがないので、レトロな印象を受けないということが見た目の印象ではないかと思います。

最後に

いかがでしたか。
ビンテージとアンティークの違いを少しは感じていただけたんじゃないかなと思います。

あのビンテージとかアンティークはメンテナンスとか保存状態にもよりますけれども、劣化が激しいものほど格安で手に入る可能性が高いので、割と失敗するものをつかまされる可能性も低くはありません。

なので、ここで重要なのは価格に反映されることが多いので価格ももちろん重視したほうがいいんですけれど、時計の状態はできる限り多く確認することがとても大事になってくるかと思います。

時計の扱いとか情報知識豊富な方はそういったものを見分ける力もついているかと思いますので、また失敗する可能性は低いかと思いますが、時計に慣れていない初心者の方ほど割と失敗されることが多いので、よく情報を得ることですね。

もちろん販売している方に聞くのも一番でしょうし、詳しい情報をどれだけ出しているかっていうのはとても重要視しながらお買い上げ頂ければと思います。

できる限り古い時計で失敗しないようによく調べた上で購入しましょう。



正美堂時計店は、時計知識を深めるため、お客様に正しい情報をお伝えするため、週1度時計に関する勉強会を行っております。
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