アナログ時計の魅力を再認識

今朝メーカーから停波のお知らせがあり、詳細を見るため標準電波送信所のサイトを確認。

どうやら標準電波送信所の定期保守に伴う停波のお知らせとのこと。

漢字で見るとややこしいですが、要するに対象地域にある全ての電波時計がこの期間受信できません、ということです。

タイミング的に台風の影響かなと思う人もいるかもしれませんが、これは毎年行われる定期保守のため。

電波送信所は日本に二ヶ所存在しており、東日本は福島県のおおたかどや山、西日本は佐賀県のはがね山にあります。

電波時計の最大の魅力が、統一された標準時刻を常に表示することですが、電波局が停波することで対象地域にある全ての電波時計が期間中ただのクォーツ時計となります。停波期間は最小限にとどめていると思うので、予期せぬ災害がない限り日常生活に影響はないと思います。

予期せぬ災害で記憶に新しいのが東日本大震災。東日本全域をカバーしているおおたかどや山の送信所が福島第一原発から17kmの地点にあり、職員が退避したため東日本で電波時計が受信できない、という現象が起こりました。

今では人工衛星から受信するタイプも存在しますが、一つの要因で便利さが失われてしまうのはまだまだ発展途上と言えるでしょう。

こういうお知らせを見ると、シンプルな構造のアナログ時計の魅力を再認識します。

まるで日本を狙ってきたかのようなコースの台風10号ですが、どの地域も被害が最小限にとどまるよう心から願っています。

ダイバーズウォッチなど高い防水性能の時計は、過酷な状況でも動いてくれる頼りになる時計なので、着用しておくことも一つの備えとなるでしょう。

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