手にする人にとって価値のあるものを提供したい

時計はその人の価値観を、言葉を交わさずとも伝えられる貴重なアイテム。店頭や展示会で接客する際、いろいろとお話させていただきながら趣味趣向をお伺いし、価値観に合ったものをご提案させていただくスタイルを今まで心がけています。

価値観の中には資産価値があり、お金の価値感覚なので老若男女問わず平等に価値がわかります。世の中お金がすべてではありませんが、お金がないと何も買うことはできません。誰しもがわかりやすい価値観の一つと言えるでしょう。

8月7日、大阪の貴金属店で6280万円相当時計が強奪され、阻止しようとした店員さんが犯人に刺されてしまい、その後命を落とすという大変痛ましいニュースを見ました。

同じく時計を扱うものとしてとても腹立たしい事件であり、一人の人間としても許せません。たった数cmのものが家一軒、またはそれ以上の価値なので魔が差したのでしょうが、おそらくその犯人は憧れていた時計が欲しかったのではなく、その金額に目がくらんだのでしょう。

この事件を受け、今まで以上に時計は手にする人にとって価値あるものを提供したい、という想いが強くなりました。

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