世界で初めてのアラーム機能を備えたクリケット

1853年創業と長い歴史をもつレビュートーメン。今では聞くことが多くなった自社製キャリバーであるマニュファクチュールを1950年代には開始していたブランドで、航空機の気圧計や高度計を作る、精密機器に強いブランドの顔も併せ持っています。

ヴァルカンが1947年に世界で初めてアラーム付き腕時計、クリケットを発売。コオロギの鳴き声に似ていることからこのペットネームが定着し、1962年にはレビュートーメンと共にMSRグループを設立したが、企業規模の大きかったレビュートーメンがクリケットの名を引き継ぎ生産した歴史を持ちます。

この業界に入った約20年前、廃盤直前の腕時計クリケットを見て驚いたのが記憶に新しい。それまではアラームと言えばビープ音を出すデジタルのものしか見たことがなかったし、当たり前と思ってました。

時計のゼンマイとアラームのゼンマイを巻き、設定した時間になったら内部にあるハンマーが音と振動で知らせてくれる、ユニークな機構です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール