なぜ鉄道時計は今も懐中時計なのか?

日本で初めて鉄道が走行したのは明治5(1872)年10月14日。この日から日本の鉄道は歴史がスタートし、現在まで長い歴史が続いてます。

明治や大正、昭和の時代なら一般的に使用されていた時代でもあるので懐中時計も理解できるが、令和となった2025年の今、現代の主流である腕時計ではなく、なぜ今も懐中時計が使われているのか?その答えはとても簡単。

運転中には各メーターや警告灯など見続けていなけれないけないものがたくさんあります。そんな中、腕元を見るのは「よそ見運転」になってしまう。

時刻は運転士にとっても大切な情報の一つ。しかしよそ見運転は必要な情報を見過ごしてしまうきっかけになるため、メーター同様視認性に優れ、視点をあまり移動せずに時刻をできる必要がある。

なので令和となった現代でも、運転席には鉄道時計を設置する専用のポケットが配置されているんです。昭和4年から続く鉄道時計は、世界でもトップクラス正確さを誇る日本の鉄道を影で支えている立役者なのです。

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