日本で初めて鉄道が走行したのは明治5(1872)年10月14日。この日から日本の鉄道は歴史がスタートし、現在まで長い歴史が続いてます。
明治や大正、昭和の時代なら一般的に使用されていた時代でもあるので懐中時計も理解できるが、令和となった2025年の今、現代の主流である腕時計ではなく、なぜ今も懐中時計が使われているのか?その答えはとても簡単。
運転中には各メーターや警告灯など見続けていなけれないけないものがたくさんあります。そんな中、腕元を見るのは「よそ見運転」になってしまう。
時刻は運転士にとっても大切な情報の一つ。しかしよそ見運転は必要な情報を見過ごしてしまうきっかけになるため、メーター同様視認性に優れ、視点をあまり移動せずに時刻をできる必要がある。
なので令和となった現代でも、運転席には鉄道時計を設置する専用のポケットが配置されているんです。昭和4年から続く鉄道時計は、世界でもトップクラス正確さを誇る日本の鉄道を影で支えている立役者なのです。

正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
●正美堂時計店●
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