【#45】時計を資産だと言う人はダサいのか。

こんにちは、正美堂時計店のまりんです！

もう1ヶ月以上も前の番組ですが、

菊池風磨さんとシソンヌ・長谷川忍さんの番組「何か“オモシロいコト”ないの？」内で議論されていた、

これはダサいのか？ダサくないのか？のお題に

【高級な時計を「これ資産だから」と言っていること】がありました。

結果ははっきり分かれて、菊池風磨さんのみがダサくない派に。

生放送で一般の方に統計された結果は「ダサい」78%、「ダサくない」22%でした。

このお題について私も考えてみたので本日のブログに認めようと思います。

お時間のある方はぜひご一読ください＊

ダサいのか？ダサくないか？私は…

実はこのお題、私はよく聞かれたことがあります。

当店では一般的に　ザ・高級時計　と呼ばれるような時計を現在取り扱っていないこともあってか、

高級時計を身につけている人どう？や、資産っていうとダサいかな？と聞かれます。

それについて、私は【ダサくない派】です。ですが

※順番によりけり

です。

順番ってなんだ？と思う方がほとんどだと思いますのでご説明させてください。

あくまでこれは私の一個人の意見ですのでお手柔らかにお願いします🙇

【ダサくない派】の理由

今年スイスで開催されたウォッチズアンドワンダーズでも1000万円を超える時計が何個も発表されており、

高級時計の中では珍しくない価格帯になってきました。

お題の状況は時計を部屋に飾っているわけではなく腕につけていて、これは資産なんだよと言っている人なのだと思うのですが、

腕にそんな並外れた高級な腕時計をつけていたら話したくもなりますよね。(笑)

私だったらどうにか、だれか気づいてくれないかなと思っちゃうかもしれません。

ですが時計の話になった時に、

1番に「資産なんだよね」と言ってしまうのはダサい気がします。

例えば時計ではなくワインとした時。

ワインも安い物では1000円以下で購入できますが高級なものはヴィンテージで5000万円を超えるものもあります。

なぜ安いワインでは無く高いワインを買ったの？と聞かれた方が

「これは資産価値になるから」と一番に答えるよりも、

「この時代には戦争の影響で◯◯本しか無くてすごく希少なんだ。収穫も機械じゃなくて全部手で摘んであって、有機栽培にも実践しているんだよ。あ、ちなみに一番良い収穫のタイミングはね…」とその方が思うそのワインの良さを語られた最後に「しかも、資産価値にもなるしね。」とお話しされた方がそうなのか！と納得してしまいます。

そしてその方からおすすめいただくワインは自分自身高価な味なのかスーパーやコンビニで買える味なのかもわからないくせに、その後に飲むと高級な気がしてしまう。

「この服いくらだったと思う？〇〇円！安かったのー！」と話してくれた時。

その後、しかもサイズも私にぴったりでね、柄合わせも綺麗にしてあって色もこだわっていて、、と話していただくよりも、

逆の順序の方が、この方はこの服を安かったから買ったのでは無く、価値をわかって良いと思ったものがたまたま安く買えたんだな、と金額よりも物の価値の方が印象に残ります。

あくまで私の主観、一個人の考えですが

なんでもお金部分ばかりを考えて買い物したりしているから高級時計に関しても１番に資産価値という言葉がでてくる。

そのブランドのこだわりは何なのか、その時計になぜその値がついているのか、自分はその時計のどう言うところに惚れて購入したのか。そこにこだわればお金が一番に出ることはないと思っています。

けどやっぱりお金は大事だし価値の一つの基準になります。

男女ともに雰囲気がかっこいい方って無闇矢鱈に高い・安いの言っている印象がないのは

その金額に見合う選び方、そして話し方、立ち振る舞いをしているから。

本質的にその時計の価値を知った上でお話しすると、ダサくなることはない気がします。

よって私はダサくない派※順番によりけり　です！