購入時からチェック!時計のメンテナンス費用について

いつも正美堂時計店(ショウビドウ)をご覧いただき 誠にありがとうございます。 https://www.youtube.com/user/syohbido0512
ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
Thank you for watching.

今回の動画は
「購入時にチェック!時計のメンテナンス費用について」

というお話をしていきたいと思います。
よろしくお願いします。

「購入時にチェック!時計のメンテナンス費用について」

それでは今回は
「購入時から考えておきたいメンテナンス費用」
こちらについてお話をしていこうと思います。

機械式時計につきもののメンテナンス

すぐに壊れるとか、そういうわけではないんですけれども
この定期的なオーバーホールというのはとても大事で、
機械から出る塵や潤滑油の乾燥によって
後の故障へと繋がってしまうことになります。

そうならないためにも
定期的なメンテナンスはとても大切となりますが
今回の動画では時計の未来を左右すると言っても過言ではないメンテナンス費用についてお話をしていこうと思います。

大切な時計を長年使用していく為にも
ぜひ最後までご覧ください。

定期的なメンテナンスは必要?

機械式時計というのはゼンマイが動力源。
ゼンマイが縮こまって
広がる力が動力源となっているんですけれど、たくさんのパーツがそれにまつわって噛み合って動いております。
またこれは車の車検のように義務というわけではありません。

ただ怠ってしまうと必ず所有するオーナにブーメランのように返ってきてしまうというのは
このメンテナンスなんですね。

メンテナンスしなくてもしばらく使えるはするんですけれども、この後の故障として返ってくるというのがこのメンテナンスの怠りということになるんですが
定期的にで新品であれば、時計にもよるんですけれども
4年おき後は3年おきという風なスパンでメンテナンスを行うんですが
定型的に分解して注油することで内部がきれいにリフレッシュされて
再度元気に動き続けてくれるということをまず理解しておく必要があります。

メンテナンスしないとどうなるのか?

メンテナンスをしていなくても機械式時計というのは動きます。というより時計が止まってしまったら手遅れです。

時計は動き続けるんですけれども、この内部の潤滑油というのが乾燥してしまうと
ダイレクトに金属同士が噛み合って、そして絡み合っていくのでパーツの摩耗というのが激しくなります。

ここでくれぐれも注意ですが、あくまでも時計はその間も動き続けています。ただし部品同士が絡み合っで摩耗していくので最終的には削れてしまって、本来噛み合う歯車噛み合わなくなってしまう。こうなった時に初めて不動という状態になります。

動かなくなってしまうというか正常に機能しなくなるので使えなくなってしまうんですけれども
こうなってしまうともうその部品の復旧というのは難しく、
パーツを交換するしか方法しかなくなってきます。

結果的に、本来適度にメンテナンスをしていれば・・オーバーホールさえしていれば・・
わざわざ交換までしなくてもよかったものが交換しなくてはならなくなるというところに陥ってしまいます。

費用もそれだけかかるということですね。

先に予定を入れておく。

先に予定をいれておく。これはなかなか難しい話なんですけれども
このメンテナンスをなぜ怠ってしまうのか?というところを一度僕も考えてみまして
やはり先の予定が立てられていない。
これはもう自分に対してもそう思うんですけれども
先の予定が立てられてないので、例えば3年後ぐらいに新品でやれば4年後ですか
4年後ぐらいに最初のオーバーホールが必要なんですけれども
忘れてるんです。

忘れてるので、ある日突然「あれ?そういえばしばらくオーバーホールしてなかったな」っていう感じで思い出すんですが、これも例えば分かりやすく予定を先に立てておくというのが必要です。
その為には定期的に見るカレンダーっていうのが必要なので
例えばスマートフォンのカレンダーのアプリなんかにそういうのを入れておくのも一つじゃない
かなと思うんですけれども。

最初でしたら4年後でその次は3年後という感じで
日程を入れておくと分かりやすいかなと思います。

時計を入手する時点で次の予定を決めておくんですが、そこから逆算して
大体どれぐらいかかりそうなるかっていうのを先に調べております。

どれくらいの費用になるのか調べておく。

これもブランドによってとか時計によって大きく左右してくるので何とも言えないところなんですけれども、
まあ特別操作することのないまシンプルな時計の場合、比較的稼働する部分も少ないので
必要最低限でメンテナンスができる可能性が高いです。

その場合そんなに費用を考える必要はないんですが
例えば防水性能であったりクロノグラフであったり
多機能なカレンダーとかこう複雑になればなるほど
やっぱり費用が高くなってきます。

かなり長いパワーリザーブの時計とか
あとは少し古いタイプの懐中時計とかアラームなんていうのも
特殊な機構になりますので結構高くなる可能性があります。

必ずしも高いというわけではないんですけれども
ここでざっくりでいいので、いくらぐらいかかりそうかっていうのをまず把握しておくことをおすすめします。

だいたい普通の機械式で言うと
先ほど言いましたシンプルなタイプでしたら3万円ぐらいですかね。
スイス時計でシンプルなま3針の時分針秒ぐらいの時計でしたら
3万円からぐらいを見積もっておくといいのかなと思います。

その上で防水性能があるものでしたら
プラス1万円ほどかかります。

またクロノグラフとか多機能なものというのは、やはり5万円ぐらいは考えておくことをおすすめします。

基本5万円は超えるかなというぐらいです。
金額の方は少し高めに設定しておくことで対応できるんじゃないかと思うんですけれども
分からない場合は例えば日本に公式サイトがある場合など公式サイトの料金を見ておくのも一つの手段ではないかなと思います。
購入直後、購入前でもいいかと思いますけれども
それが分かっておくとある程度料金の目安というものが考えられます。

ここでですね、
一つ例として考えたいのは例えば自動巻きダイバーズを
オーバーホールをするということで大体オーバーホールと防水検査で約4万円程度・・・
どうしても都度見積なのでこれがいくらですっていうのはなかなか言い切れないんですけれども4万円のベースとしておきましょうか。

そしたら4万円で3年後にオーバーホールする手入れお金を貯めていくとですね、
それをひと月あたりで割ると1200円です。
つまりひと月1200円貯めておくことでオーバーホールのメンテナンス料金っていうのはまかなえます。

いきなりメンテナンス料金に行って「うわ!こんなにするんですか!」っていうよりは普段から
溜めておくと、そういった時の不測の事態に備えて使えるのではないかと思います。

お金を例えば、現金でためる時なんか
時計購入した時のボックスなど普段出さないような箱にコツコツ置いておくことで使い込んでしまう心配もなく貯められるのではないでしょうか。

そうすることによって定期的に来るメンテナンス料金っていうのはある程度準備できるのかなと思います。

やっぱりいきなりその見積もりをして高いっ!て思うのは分からなくもないので、
やっぱり手前で準備しておくのがいいのかなと思います。

こちらで今話しているのは一般的には時計になりますので
例えば有名ブランドいわゆる一般的にいう高級時計とかそういった部類の時計に関しましては
もっと料金がかさむかと思いますので、そちらは事前にお調べいただければと思います。

月で年で割ってそのあと月で割るといくらぐらいか費用が見えてきますので
それを少しずつ終わってコツコツ貯めていければ負担なくいけるのではないかなと思います。

月1200円貯めるぐらいとして
そんなに激しい負担ではないかなと思いますけどもこれは人のお財布事情にもよりますので
是非ちょっとずつおいていければなと思います。

時計というのはオーナーを映し出す鏡と思っていただければと思います。

どんなに良い時計でも
定期的なメンテナンスを怠り、放置、ただ単につけているという状態では
劣化というのはスピードが速くなってしまいます。
内部もちろんダメな状態になっていくので、
どんなに時計にもこれは一律同じで、例えば何かの事情でその時計を手放そうとなった時に
やっぱり見積もりを出した時なんかに査定に結構響きます。
相場よりも低いような査定になってしまうとか
本来いい時計であってもそうなりますので、こまめにメンテナンスを行われているだけで
評価というのは結構されますから、そこをしていただくだけでもいいんじゃないかなと思います。できる限り時計はいい状態をキープするのがおすすめとなります。

今回の動画は以上となります。

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