気温が低いと時計の精度が悪くなる?ー寒暖の差でどんな影響!?ー

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

気温が低いと時計の精度が悪くなる?ー寒暖の差でどんな影響!?ー

今回の動画は「気温が低いと時計の精度も悪くなるのか」こちらについてお話をしていきたいと思います。

特にこの寒い時期なんかに質問を受けたりすることなんですけれども、時計が狂うのか、どうやって狂うのか、こちらについて色々お話をしていきたいと思います。

なぜ気温が時計に影響するのか?

まずこの寒い時期、よく問い合わせであったり心配されたりする声をよく聞いたりするんですけれども、なぜ寒いと時計が空いってしまうのか。

「寒い」だけではなく実は「暑い」もなんですけれども、なぜ時計に影響を起こすのか、どんな影響を起こすのか、そちらについてまずお話をしようと思います。

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時計というのは温度に依存します。
何が温度に依存するのかというと、伸縮を繰り返せる「ヒゲゼンマイ」という部品がございます。

そのヒゲゼンマイが温度の影響を受けて、気温が下がると可動域が少なくなって少し進みがちになってしまう。本来ゆったり動くものが締まって動いてしまうので、時間が進みがちになってしまう。

そして夏場、暑い時期は反対にゆったり動きすぎてしまうので遅れが出るという風に言われております。
これが気温が時計に影響すると言われる理由のひとつなんですね。

実際の所、僕も体感で、体感と言いますか毎日機械式時計を使っているんですが、正直差を感じません。

それはなぜかというと今からまたお話をしますのでそちらをご覧頂ければと思います。

時計は着用する頻度が影響する

時計というのは、着用する頻度が実は影響します。

よく、「時計って狂いやすいんでしょうか?」って聞かれるたびに僕は逆に聞き返すことがありまして、それが何かといいますと「その時計ってどれぐらいの頻度で使っていますか」ということなんです。

全然使っていない時計であれば先ほどのように温度に影響して狂ってしまう可能性はあります。

どれくらい狂うかというのは実際その温度差にもよるかと思いますので、ここで明確に何分狂うとか、その時計の精度はどれぐらいかにもよりますので一概に言えないところではあるんですけれども、多かれ少なかれ影響あるでしょう、ということになります。

「時計をどれぐらいの頻度でつけているのか」、これをなぜ質問するのかというと理由がありまして、
まずこの腕時計。特に腕時計の話なんですね。懐中時計は少し置いておきましょう。

腕時計の場合は人の腕に着用します。腕時計なので当たり前なんですけれども、つまり何かというと、ずーっと人の肌に触れているわけなんですよ。
人のの肌に触れているので、人体の体温がずっと時計に当たり続けています。

時計って温度の高い方に依存しますので、外の気温が5度とかであれば、人間の体温が36度とした場合、明らかに人間の体温の方が勝ってます。つまり温度が高い方へ影響するので、時計にかかる温度というのは外気の温度ではなく人間の体温ということになります。

つまり、時計の普通の範囲であれば別に問題はないという温度になります。
40度とか超えてて結構かなりの高熱が出た場合はそれがまた影響するかもしれませんが、普通に日常生活を行っている人間の体温であれば時計の精度に影響することはまずないと言えます。

なので、まず覚えておきたいのは人の体温に依存するということです。
むしろ寒い空間とか、外とか太陽が照り付けるような熱いところに置いておくとそれなりの影響はするんですけれども、基本的には体に影響されます。

じゃあ暑い時はどうなるのかって言いますと、やはり暑い方が優先されます。
外の温度が38度とかになってくると外の温度の方が高いので、そちらに影響される可能性があります。

ですが、それはあくまでも外にいて太陽に当たっていて高温な状態を維持していることが前提の上で、だいたい人間が生活する上で、どっかの店でもいいですし、自宅にいる時でもエアコンはもう当たり前のように皆さん使われています。

つまりエアコンを使うということは部屋の気温も下がるわけです。
24度とか、病院であれば24度とか、そういったぐらいの温度が保たれるわけなんですけれども、そうなることによって時計に対する影響というのはやっぱり優先されるのが人間の体温ということなので、基本的にはもうほとんど人間の体温で変化すると思ってもらったらいいです。

まあ変化と言いますか、人間の体温に依存しているので、時計に対して温度でも差というか影響というのはほとんどないと思ってもらって大丈夫です。

僕もずっと時計を同じものばっかりつけてますけれども、それが理由に気温で影響はほぼありません。外気で影響したことはほぼないですね。
ほぼと言いますか、ないに等しいですね。まあ0%と言ったら問題あるかも知れませんのでゼロとは言いませんけれども、ほぼほぼ影響はないでしょう、というのが今回の回答です。

なので、寒暖で誤差が出るって心配の方は時計をどれだけ着用しているかによっても変わってきますので、そんなに気にする必要はないですよ、ということになります。

着用頻度が高いのにも関わらず時間が狂う場合は?

あとは、使用頻度が高いにも関わらず誤差が発生する、こちらは気温でない可能性も高いです。

そういうふうによく進むんですよ、遅れるんですよ、まあ遅れるの方が多いですね。
遅れるんですよ、と言われて持って来られて見た場合、大概多くのパターンで「磁気帯び」をしています。

磁石を近づけるとどうしても針が動くので、ああ、これ磁気帯びしてますねっていう風に見つかります。

なので温度ではないというのが明確になるということなんですけれども、時計をよく見て頂いて、よく誤差が出るなと言いますか、狂うというのも24時間実際使ってみて夜と朝だけで見るのではなく24時間でぜひ見て頂いて、何分狂うかを調べて頂きますとより具体的に話もできますし、時計店の方にも相談しやすくなりますので、そのあたりもぜひ見てみましょう。



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