時計を買う前にぜひご覧ください。高級時計は維持費まで考えて購入すべき!

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ウォッチバイヤー 専務こと合田圭四郎です。
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今週の時計に関する日曜日勉強会は

時計を買う前にぜひご覧ください。高級時計は維持費まで考えて購入すべき!

今回の動画は「高級時計は維持費まで考えて購入すべき」こちらについてお話をしていきたいと思います。

これから高級時計を買おうと思っている方なんかも必見の動画となりますので、是非最後までご覧ください。

物にもよるんですけれども、時計というのは購入してから何年、何十年と長い付き合いが始まります。

時計を購入するときに後からかかってくるであろう維持費というのはなかなか考えてない方が実は多く、まあ普通そうなんですけれど、後に実は維持費というのが確実にかかってくるということをまず理解しておくべきなんです。

しかしながら、それよりも魅力的なスペック・価格とかに目が行きがちになってしまうのも現実で、今回の動画では時計を購入する際に考えておくべき維持費、こちらについてお話をしていきたいと思います。

今はローン、手数料無料とかそういったお得なキャンペーンももちろん店側も売りますので出したりするんですけれども、購入方法を選ぶのも一つの楽しみでもあるんですが、その時計が今後どんな費用を生むかもしれないということをまず踏まえておきましょう、ということになります。

時計はいずれ壊れるもの

まず時計というのはあくまでも機械、いずれ故障するということを理解しておきましょう。

細かなパーツの集合体である時計というのは使うほどに多かれ少なかれ劣化をしてきます。

外装パーツなんかもそうですね、ベルトなんかも痛んではきます。

劣化したパーツというのは交換・修理しながら維持して使うわけなんですけれども、精密機器の故障というのは予告なく突然訪れることがあります。

ベルトが切れるというのもそうですし、いきなり動かなくなるっていうのも一つあるかと思います。

故障はできる限り早く直すことを心がけましょう。その故障を放置することによってさらなる故障、本来発生すべきではなかった故障なんかを引き起こす可能性も十分にあります。

マニュファクチュールの光と影

次はですね、「マニュファクチュールの光と影」。

以前から自社一貫生産というのはこのマニュファクチュールという言葉が良く時計雑誌なんかでも出てきてました。

特に2020年にスウォッチグループのETAムーブメントの供給がストップされるといわれる、いわゆる「2020年問題」。

こちらが噂に上がってくる頃から、余計にそのマニュファクチュールというのは過熱したかなと思いますが、このマニュファクチュール、とても魅力的です。

例えばブランドになっては8日巻きがあったり、本当に特殊な機能を集めた、複雑機構ばかりを集めたコンプリートウォッチみたいな感じですごく魅力的なものもあったりするわけなんですけれども、本当情報を見るだけでももうすごいなー、とワクワクしたりするものなんですが、そうなればなるほど気にするべきは後にかかる維持費、やっぱり長く使えば使うほどオーバーホールとか、落としてしまって故障とかそういうこともなくはないです。

可能性的にもあるので、特殊な機械になるほど維持費はある程度覚悟する必要があるということを理解しておきましょう。

もちろん出たばかりの機械というのはメーカー側も前例がないので、「いや~一度出してみないと価格というのはわからないんです」っていう答える場合も多いです。

多いですが、そうでない前からある機械なんかはある程度の前例がありますので、値段は予測がつけやすいかと思います。

それも踏まえて時計選びのときに気にしてみるのもいいのではないでしょうか。

販売価格ばかりに目を向けるべきではない

お次は「販売価格ばかりに目を向けるべきではない」ということです。

最も金額が張るというのは購入するときの費用になります。
高級時計になればなるほど単価は上がってしまいますので、ローンとかで回数払いを利用する確率は高くなります。

そんな時に金利手数料無料とか、何回まで無料といった感じのポップなんかを見たりするとかなり魅力的に映るわけなんですけれども、あと支払い回数が長い、つまり一か月あたりが何千円で持てる、みたいなことをコピーで見たりするんですが、支払金額を低く、支払回数が長いものを選んだ場合というのはそれだけ長くなるということは、その途中にオーバーホールとかのメンテナンスが入ってくるということもまず覚えておく必要があるんです。

100回払いなんかにしますと、通常時計というのは新品であれば4年後、お次に3年おきという風になっていくんですけれども、100回払いを使用する時点で、少しルーズにやったとしてもやっぱり2回はメンテナンスをする必要が出てくるんですね。

その時に、低くても時計本体の支払いを続けながらメンテナンス代金がかかってきますので、ある時は急に出費がかさむかな、ということになります。

それも踏まえておかないと、いざオーバーホールの時にまだ壊れてないからいいや、みたいな感じでスルーしてしまって後の高い修理費用を生む可能性もあるということなんです。

なので、できる限りは支払い回数を長くする場合、特にメンテナンス代金はここでこれぐらいいるよということは覚えておきましょう。

最近ではオーバーホール期間の長い時計なんかも増えてきました。
しかしながら、その分例えば特殊な構造になっていて、1回のメンテナンス費用はどれくらいか分からない、見えにくくなってきているのも現実です。

ですので、高くなる可能性は高いということをまず覚えておきましょう。

維持費がかかると理解した上で時計と付き合う

こんな感じで、時計を買うときはやはりその維持費まで目を向けるべきという事は前から店頭で接客する際なんかもよくお客さんにお話をしてるんですけれども、維持費がかかると理解した上で時計と付き合うとだいぶストレスは減ります。

なので、かなり背伸びをして自分の予算よりもはるかに超えた高い時計を持ったという場合、満足度もめちゃくちゃ高いわけなんですけれども、いざ壊れた時なんかに結構ヒヤヒヤする思いをしたりします。

実際、僕も知人から相談されまして、以前から持っている高級の良い時計がいざ動かなくなりましたと。

動かなくなったのであれば修理に出すしかないんですが、修理に出した時点でどれぐらいかかるかわかりませんし、聞くとメンテナンスをしていなかったということです。

メンテナンスをしていないということは、たぶんそれが原因で何かの故障を引き起こした可能性はあるんですけれども、そういった場合、オーバーホール代金だけでは済まずに修理代もかかってしまうと。

だいたい今はそうですね、数十万の時計だと何万円かは覚悟する必要があるわけなんですが、そういった時に購入費用のどれくらいをメンテナンス費用に考えておくべきかということをよく聞かれたりもします。

ざっくばらんな言い方をしますと、50万円以上の時計を買う場合は、その1割はメンテナンス費用にかかるということでおいておきましょう。

例えば50万円の時計を買う場合ですと、予算は55万円用意しておいたほうがいい、もしくは5万円を差し引いて45万円くらいの予算でやることが、少なからず1回分くらいのメンテナンスは何とかなるでしょう、という予測が立てられます。

なので50万円で予算を組んだ場合、その50万円満額使うのではなくて、50万円のうちいくらがメンテナンス費用分で置いておこうと思うと、次回メンテナンス費用が来た時にも怖くはないということなんです。

しかも、ブランドによってなんですけれども、オプションでいろいろ出てくる場合があるんですよ。

基本的なメンテナンス費用、その後ポリッシュ仕上げしますか、しませんか、とかブレスの洗浄とか、防水試験とか色んなものがあるんですが、もちろんコミコミであってくれたらありがたいんですけれども、そうでなく1個1個聞かれる場合なんかもあったりします。

その時に予算の壁がどうしても低いと、いやもう今回オーバーホールだけでいいですとかで終わっちゃうんですが、後々傷だらけになるとか、そういうデメリットも考えられますので、選べる状態にしておきましょうと。

予算に余裕があれば、じゃあもう折角なんでやりましょうか、という風に選択肢が増えます。

そういったところも一つ、余裕を持って時計を選ぶことをおすすめします。

こういった感じで、後の維持費まで考えて時計を選ぶとより付き合いやすくなりますので、ぜひ今から購入される方も考えてみてください。



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