見せ方で印象が変わる機械式時計

機械式の秒針は、さほど重要視する必要はない

新しいパーツが届いたのでとりあえず試作。
ヘアライン仕上げのサンドウィッチ文字盤。そのままというのも味気ないので、二重の文字盤をいったん分解し、9時位置をくり抜き。フリーなスペースが十分あるので、正美堂のロゴマークを刻印してみました。ムーブメントには、スケルトン仕様のユニタス6497をあわせてみると、秒針の裏側である4番車がゆったりとしたスピードで動き出す。

機械式時計の秒針の役割は、一日に発生する誤差である日差があるため、正しい時刻の表示というよりも、時計がちゃんと動いているかの確認程度となります。
秒針である必要がないのであれば、機械式時計らしさである歯車が丸見えになっていると面白いのではないかと思い、スモールセコンド部分をむき出しに仕上げてみました。これだけで印象が全然変わります。

機械式時計は、奥が深く面白い世界です。
正美堂 合田圭四郎

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