今年で100周年を迎えたラコの魅力を深堀り
こんにちは、正美堂時計店のまりんです。
本日は当店が正規販売店として取り扱っている「Laco(ラコ)」についてお話していこうと思います。
1925年に創業し、2025年で100周年を迎えるLaco。
なぜ人気なのか、おすすめなのか――
本物を身に着けたい方におすすめのブランドです。ぜひ最後までご覧ください。
Lacoの歴史|“ドイツ空軍公認”の由緒あるパイロットウォッチメーカー
Laco(ラコ)は、1925年 フリーダ・ラッハー(Frieda Lacher)とルードヴィッヒ・フンメル(Ludwig Hummel) によって創業されました。
ブランド名の「Laco」は、創業社名「Lacher & Co」の頭文字を取って名付けられたものです。
つまり、Laco/ラコというブランドは、実は「Lacher & Co(ラッハー・アンド・カンパニー)」が正式名称だったのです。
(意外と知られていない豆知識です!)
第二次世界大戦中、Lacoの高い精度と信頼性は評価され、ドイツ空軍のパイロットウォッチ製造・納入を許可された数少ない時計メーカーの1社となりました。
当時、空軍用ナビゲーションウォッチの製造を許されたのは以下の5ブランドのみ:
- IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)
- A.ランゲ&ゾーネ
- ストーヴァ
- ヴェンペ
- Laco(ラコ)
ラコはまさに選ばれし名門の中のひとつ。
“本物のミリタリーウォッチ”を今も作り続けています。
現代に受け継がれる伝統と革新
その後もラコは高度な機械式技術とハイレベルな品質管理、
そして時代に合った洗練されたデザインで、世界中に熱心なファンを持つブランドへと成長しました。
現在では1940年代のパイロットウォッチをベースに、
現代風アレンジを加えた新シリーズも展開し「ヴィンテージ×モダン」を融合させた独自の世界観を築いています。
Lacoのパイロットウォッチ|人気の理由
- 三角マーク付きの高視認性ダイヤル(12時位置)
- 夜間でもはっきり見えるスーパールミノバ加工
- 手袋の上からも操作できるオニオン型リューズ
- 長めのレザーストラップやリベット入りベルト
これらはかつて実用性が最重要視されたパイロット用時計として設計されたものです。
ラコの腕時計は現代でもこういったデザインを大事に新たな時計を生み出しております。
「本物のミリタリー時計を持ちたい」方には、まさに最適な1本です。
ドイツ空軍ウォッチ| Bウォッチとは
Bウォッチとは”Baobachtungs-Uhr/バオ・バストウゥン・ビーウワー”のことで、
もともと航海用クロノメーターをルーツに持つ、観測用の精密時計として誕生しました。
その名の通り「Beobachtung=観測」「Uhr=時計」という意味で、
航法・作戦時の正確な時間計測を支える軍用機器でした。
特に第二次世界大戦期には、ドイツ軍の偵察機パイロットに支給され
ミッションの都度配布・回収されていたことでも知られています。
(なお、“B-Uhr”は単数形、複数形は“B-Uhren”となります。)
なぜBウォッチが特別なのか?
Bウォッチの設計はすべて、ドイツ海軍天文台(Deutsche Seewarte)の厳格なクロノメーター規格に準拠していました。
そのため、製造メーカーが異なっても、外観やスペックが完全に統一されていたんですね。
- マットなブラックダイヤルに白のアラビア数字
- 55mmアルミ製ケース(グレー塗装)
- センターセコンド(中央秒針)
- 長く太い革製ストラップ(厚い飛行服の上から着用可能なように)
- 大型リューズ(手袋のまま操作ができるように)
- 夜光塗料をインデックスと針に使用
よく他のメーカーの時計デザインを「これ、ラコっぽいですね」という方もいらっしゃいますが、
ラコのデザイン、というよりはドイツ空軍のBウォッチのデザイン、ですね。
Bウォッチの”タイプA”、”タイプB”とは?
Bウォッチには2つのダイヤル(文字盤)デザインが存在します。
タイプA
タイプAの特徴は12時位置に三角形と2つのドットのマーク、
そして1〜11のアラビア数字インデックスのみというシンプルなデザイン。
タイプB
後に出来たタイプBは外周に分表示、内側に時間表示を配した二重スケールで、
短針は内円、長針は分針として視認性を強化したデザイン。
後にタイプBが導入された背景には、飛行中の視認性をさらに高めるための合理的進化があったと考えられています。
現代を生きる私達にはどちらも視認性が良く感じますが、
当時飛行中、とっさに時間を確認するとしたら時針・分針の長さも違いがわかりやすいタイプBに進化したのは納得ですね。
当時Bウォッチの製造を許されたのはドイツ4社+スイス1社のみ。
当時は先ほどご紹介させていただいたいた、
製造を許された5社がすべてが軍の公式スペックに従い製造していました。
そこで製造されていたすべてのモデルに入った「FL23883」の刻印。
これは「FL=Flieger(航空用)」「23=ナビゲーション用時計」を意味しています。
オリジナルのBウォッチは今や超希少なヴィンテージウォッチで、高額で取引されているものも。
その中で、ラコは当時のBウォッチを忠実に再現したモデルを製造しており、
実用性とコストパフォーマンスを両立した選択肢として人気があるブランドなんです。
当時は機能を最優先して設計されたBウォッチ、
ですが現代の私たちにとっては、そのサイズ感、無駄のないデザイン、
そして歴史的背景こそが最大の魅力といえます。
「時計に物語を求める人」にとってBウォッチはまさに最高の一本です!
正規販売店・正美堂時計店のおすすめモデル
ラコの正規販売店である正美堂が今おすすめするラコの腕時計3点をご紹介!
(2025年5月時点)
創業100周年記念モデル フリーガー シュトゥットガルト プロ 日本限定25本/862141LBL
Laco創業100周年記念モデル。
日本限定の25本モデルです!
すべてにシリアルナンバーが入っており、
いまならナンバー01がございます。、
※タイミングによってはご用意出来ない場合がございます。
※シリアルナンバーの指定はできません。
側面には本格的ドイツパイロットウォッチの証である「FL23883」の刻印も。
パイロット アーヘン39 グラウ 自動巻き グレー /862162
ドイツ製ブランド「ラコ」グレイカラー腕時計
ルミナス加工がほどこされたインデックスと針は
昼光下ではクリアなホワイト、暗闇では美しい青緑色に発光します。
モノクロームな配色が魅力のLaco パイロットウォッチ グラウシリーズ。
他にはない落ち着いたグレーカラーにタイプBの文字盤が
ミリタリー心をくすぐります。
スケルトンになった裏面から見ることができる自動巻ムーブメントも美しい自動巻腕時計です。
パイロットウォッチ 21系 ネアペル39 /862129
一回り小ぶりの直径39mmタイプのネアペル39。br>
こちらはBウォッチのタイプAの文字盤で、
文字盤の上下をすばやく認識できるように印字された12時位置の三角形のマークなど、
パイロットウォッチの基本設計を踏襲した上で現代の生活に違和感なく使用できるようにデザインされています。
スーパールミノバC3蓄光加工がなされた文字盤は暗闇でも視認性抜群です。
正美堂時計店はラコ/Lacoの正規販売店。
全品、正規保証書付きはもちろん、ラッピング・刻印サービスもあり、そして全国発送可能です。
「どれがいいのか迷う」そんな方には時計の専門知識を持つスタッフがお客様の「用途・好み」に合わせて丁寧にご提案いたします。
ぜひ一緒にお気に入りの一本を見つけましょう!
ラコの腕時計は(というよりも当店の時計全てですが…!)、単なるファッションウォッチではありません。
歴史・技術・美しさ・実用性すべてを備えた、ドイツ製ならではの本格派ウォッチであり、
こだわりを持つ方にふさわしい時計です。
- 本物志向のパイロットウォッチをお探しの方
- 長く愛用できるミリタリー時計が欲しい方
- 歴史あるブランドの正規品を安心して購入したい方
そんなあなたに、正規販売店である当店から自信をもっておすすめします!
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いかがでしたでしょうか!
本日は当店のこだわりの時計の中から、ラコについて詳しくお話させていただきました。
ご質問等ございましたら、LINE・問い合わせメール・お電話等お気軽にご相談くださいませ。
また次のブログもぜひご覧くださいませ*
それでは失礼いたします!
正美堂時計店 川村真凜

【正美堂時計店(ショウビドウトケイテン)】
【Riria-Lerond(リリアルロン)】
https://ririalerond.syohbido.co.jp
Instagram:@ririalerond
■バイヤー/二級時計修理技能士
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こんにちは、川村真凜です。
私は高知県出身で、高校卒業後は上阪し美容師をとして働いておりました。その後大阪府時計高等職業訓練校を卒業し2023年7月正美堂時計店に入社し現在に至ります。
時計にまつわるあれこれを勉強していく中で皆様と共有できたら嬉しいなと思いブログを始めました。
よろしくお願いいたします。
●正美堂時計店●
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