邦画で日本一の興行収入を叩き出し、未だ超えられることのない作品である「踊る大捜査線」。
個人的にも好きな作品で、スピンオフの「室井慎次 生き続ける者」も公開当初に見てきました。本日、本編の主人公である青島俊作刑事が登場すると公式発表されたので、ネタバレにはならないと思い書いてます。
青島刑事の身につけている時計は何かと注目されることが多く、ドラマ版ではハミルトン(Hamilton)のカーキ(クォーツ)から始まり、「踊る大捜査線 THE MOVIE」、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」ではウェンガー(WENGER)のクォーツクロノ、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3」ではトレーサー(Traser)の今はなきType6、そして「踊る大捜査線 THE FINAL」では、またハミルトン(Hamilton)へ戻ってます。
FINALでは同じハミルトンでも自動巻になっているため、若干ステップアップしている感はあるのですが、今回の「生き続ける者」で青島俊作刑事が登場したということは、次回作へつながっていくかもしれません。
では次回作がある場合、青島刑事はどんな時計を使用するのか?
独断と偏見に基づき書いてます(笑)。
今までの作品で出てきた時計を見ていると、ミリタリーウォッチという共通点があります。
勝手な妄想ですが、モッズコートへ合わせるならばオリス、ビッグクラウンの80周年モデルも似合うんじゃないかと思います。
M-51、スーツに合わせても違和感のないグリーン文字盤、実用性の高いアラビア数字文字盤にレトロなコブラ針、誤認しづらいポインターデイト、見た目はレトロなアクリルガラスかと思いきや、透明度が高く最も硬い素材のサファイアクリスタルガラスをドーム型に、使うほどに深みのある色合いへエイジングが楽しめるブロンズケースと、本当に着けていても違和感のないスペックの時計です。
ビッグクラウンはもともとパイロットウォッチなのでミリタリーやフライトジャケットに合わせても相性が良く、最先端のジャケットではないM-51にも似合います。ぜひこういう時計を使ってほしいなと思ってしまいます。
とはいえアメリカンミリタリーに寄っている感じもあるので、オファーがあれば似合いそうな一本をイメージし作ってみるのも面白いような、と勝手に妄想してしまいます。
正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
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