太平洋戦争で特攻に使われた100式飛行時計

今日8月6日は原爆が投下されてから80年目となる広島平和記念日。80年前の今日は太平洋戦争(第二次世界大戦)の末期で、100式飛行時計はゼロ戦とともに特攻に使われていた悲しい運命の時計。

ボロボロの状態でジャンクとしてこの時計に出会った時、懐中時計を専門に取り扱う者として、生き残ったこの飛行時計を何とか動ける状態にしなければいけない、という使命感に駆られた事を今でも忘れません。

市販された時計ではなく軍需のためだけに生産され、特攻に使われた飛行時計は忌まわしき戦争の歴史を無言で物語る、歴史的な存在です。

戦争のない平和な時代が永遠に続くよう、時計職人の技術で現代に蘇り、特攻で海の底へ沈む事なく永遠に動き続ける願いを込めて製作しています。

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