腕時計や懐中時計をご購入する前に、時計の機能や時計用語がわからない場合がございましたらこちらをご覧ください。
スイスのジュネーブに本部がある国際標準化機構(International Organization for Standardization)が定めた、機械工業分野の国際的な標準規格。
「ISO+数字」の形式で表示。
チタンなどをイオン化し、表面が真空蒸着メッキ加工(チタン層をコーティング)。
これにより表面の硬度は増し、傷がつきにくくなる。
また、金属アレルギーを防止するするので安心して使える。
文字盤上で時刻を表示する数値やマークなどが立体的になることで視認性を向上。
文字盤に埋め込んでいるタイプ(植字)と貼り付けるタイプの2種類。
高級時計でよく使われている。
設定した時間に、機械式の場合はベルが、クォーツの場合は電子音が鳴り時刻を知らせてくれる。
世界初のアラームウオッチは、スイスブランドであるヴァルカンが1947年に発売したモデル「クリケット」
機械式の時計では、内蔵されたハンマーを使いケースの裏ブタを鳴らす方法が多い。
ELとはエレクトロルミネセンス素子。
デジタル時計などで、バックライトとしてよく使われる。
暗所でボタンを操作し、文字盤を確認する時に使われる方法。
主にワールドタイムの時計やダイバーズウォッチに使われることが多い。
外側にベゼルがある時計はベゼルを直接触り回転させるが、インナーベゼルは専用のリューズを使い回転させる。
ガラス内部にあるので汚れや傷がつきにくいのが特徴。
防水機能を持つ時計に使われる。
高い耐水性、耐圧製を持つダイバーズウォッチには、ねじ込み式リューズやスクリューバック、パッキンを使い気密性を向上している。
1927年、ロンドンの速記記者メルセデス・グライツ嬢によるドーバー海峡横断時にロレックスのオイスターを装着していたことが有名。
自動巻きの時計を自動で回転させてゼンマイを巻き上げてくれる時計ケース。
毎日自動巻きの時計を着用する人はいいが、週末だけや、複数本の時計を使い分けている人は着用していない時計が止まってしまう。
また、止まった自動巻き時計はリューズでゼンマイを巻き上げると部品に負荷がかかるため、ウォッチワインダーを使用すると便利。
日数はもちろん、4年に一度の閏年も自動で計算、修正を行い性格に西暦、月、日付、曜日表示をするカレンダー機構のことをいいます。
30日までの月でも日付を送る手間もなく、閏年には正しく2月29日で付きが終わる表示が行われます。
英陸軍特殊空挺部隊(Special Air Service)の略称。
第二次世界大戦下に誕生して以来、マレーシアの共産ゲリラや北アイルランドでのIRA(アイルランド共和国軍)の過激テロとの対決で実績を残し、世界最強の特殊部隊として各国の部隊の手本ともなっている。
その活動はベールに包まれており、難易度の高いミッションをクリアするため過酷な訓練を日々続けている。
服の上から装着(オーバージャケット)やダイバーがウェットスーツの上から装着できるよう、ブレスレットを若干延長することができる便利な機能。
カーフ(革)やラバーベルトにはない、ブレスレットによく使われるのが特徴
ダイビングなどで潜水時に使用するヘリウムガスがケース内に入り込み、時計内部が破損してしまう原因となってしまうため、内部のガスを外部に排出するために装備されたバルブ。
防水性の高いダイバーズウォッチで採用される機能。
ムーブメントの種類。そしてそのムーブメントを作っているETA社はスイスを誇る大手メーカー。
現在はスウォッチグループに所属しており、グループ内でしかETAのムーブメントを提供していない。
これは時計業界でいう「2020年問題」と言われている。
アメリカ、ヨーロッパや世界中で特許を取得し、優れた品質が世界的に認められている、革新的な長残光性蓄光塗料。
根本特殊化学株式会社が開発した技術で有名。
その技術は時計だけにとどまらず、様々なシーンで活用されている。
発光ダイオードにより表示する方法。
開発当時はレッドのみであったが、現在はホワイト、ブルー、グリーンなどの様々な色がある。
時計以外にもライトや信号機などに使われている技術。
ロレックスが採用し有名になった、イギリスのオイスター社が開発したケース。
職人が金属の塊から削り出し、磨き上げていく。
これにより時計の防水性能が格段に上がったと、時計史に残るケースである
新品の状態から使い続け、潤滑油などの消耗品が劣化し、機械本来の機能を発揮できなくなり、一度分解して洗浄・注油すること。これにより新品の状態に近づき、元通りの機能が復活する。
時計ではミクロの部品を多数使っているので、素人が簡単に分解することはとても困難で、ブランドの修理部門または特定の技術士により作業が可能。
文字盤の一部がくり抜かれてテンプ輪など内部が見えた躍動感のあるデザイン。
ブランドによっては「ハートビート」とも呼ばれる。
断面図が「O」型になっているためこう呼ぱれる腕時計のパーツの一種。
風防やケースバック、リューズなどの接合部分にこの特殊ゴム製のパーツを取り付けることが多い。
防水時計にはほとんどといっていいほど採用されているパーツである。
世界各国の軍隊や警察、消防などの公的機関で採用された公認腕時計のこと。
それ以外にも鉄道、スポーツ大会、国際イベントなどのさまざまなオフィシャルウオッチがある。
1896年に開催された第一回近代オリンピックでは、公式時計にロンジンの時計が使用されている。
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腕時計のルーツでもあり、17世紀ごろから現代まで生産されている時計。
専用のチェーン(くさり)や紐(ひも)をつけ、衣服と固定して携帯する。
現在ではもうこれ以上発展しようのない、完成された技術となっており、進化は求められていない。
腕時計を好まない人や、ノスタルジックが好きな人に人気が高い。
ベゼルを回転させ、目的地までの時間や距離を計測する機能。
一般的な掛け算や割り算までも行うことができる、まさにアナログの電卓である。
パイロットウォッチによく使われる機能である。
目盛りが刻まれた回転式ベゼル。
ベゼルを分針に合わせ、経過時間をベゼルを見ることにより確認できる。
ダイバーズの腕時計などによく使われるが、ダイビングでは反対方向に回転してしまうと酸素の残り時間や経過時間が計測できなくなり、命にかかわることがあるので逆回転防止になっていることが多い。
一般的に役立つ使い方は、パーキングエリアなどで使うと駐車時間を計測でき、経過時間や残り時間を簡単に知ることができる。
専用のカウントダウン針で時間を表示。
ヨット競技などのスポーツモデルに多く見られ、ミッションなど時間を重視するミリタリーウォッチなどにも使われることがある。
逆回転防止ベゼルを使い、カウントダウンを計測する方法もある。
風防やケースバック、リューズなどの接合部分にこの特殊ゴム製のパーツを使い、防水性能を向上させる。
ダイバーズの腕時計などによく使われるが、ダイビングでは反対方向に回転してしまうと酸素の残り時間や経過時間が計測できなくなり、命にかかわることがあるので逆回転防止になっていることが多い。
一般的に役立つ使い方は、パーキングエリアなどで使うと駐車時間を計測でき、経過時間や残り時間を簡単に知ることができる。
いわゆる保証書。
各ブランドごとに証明書があり、故意ではない故障を修理するなど、購入時に必ず付いてくるもの。
後々のメンテナンスのためにも、必ず保存しておいたほうがいいものである。
正美堂時計店が取り扱うブランドウォッチ(アンティークやヴィンテージ時計は省く)は、すべて正規店(100%本物のブランド時計)のため、日本輸入代理店の保証書を必ずお付けしお送りしております。
ムーブメントと同じ意味で使用される場合があるが、本来はブランドが製作したムーブメント形式番号を指す。
よくETA社製ムーブメントをベースにし、基本的には同じムーブメントだがブランドごとに違うナンバーがつく。
キャリバーナンバーで「Cal,○○○○」と表記される。似たように見えるがリファレンスナンバーの「Ref,○○○○」はそのモデルのナンバーとなるので違う意味なる。
カレンダーが瞬時にカチッと切り替わる機能。
通常、カレンダーは午後8時以降から徐々に切り替わっていく。
ロレックスでは「デイトジャスト」と呼ばれる。
アメリカ特殊作戦群 (SFG)がグリーンのベレー帽を被っていることが由来。
偵察・正規部隊の先導・捕虜奪還・敵補給路への襲撃及び破壊・空挺部隊及び空中機動作戦における降下地点の選定誘導・空軍航空機の爆撃誘導及び破壊状況の確認などを任務とする重要な部隊。
通常の軍隊とは違い、エリートばかりが集まっている、アメリカを代表する特殊部隊である。
他に有名なのが、イギリス軍の特殊部隊であるSAS、ロシア海軍のスペツナズなどがある。
ストップウオッチ機能がついた時計。
リューズの横にあるにあるプッシュボタンでスタート、ストップ、リセットを操作することが可能。
文字盤にある、時計とは別の針で経過時間を表示する(30分、12時間など)
通常の時計で秒針にあたる部分はクロノグラフ針と呼ばれ、クロノグラフをスタートさせると作動する。
>>>クロノグラフウォッチはこちらに掲載しております。ご覧ください。
スイスのヌーシャテルにあるクロノメーター検定協会(Controre Officiel Suissedes Chronometre)C.O.S.Cの精度規格。
1日あたりの誤差が+6秒から-4秒以内であることなど、厳格な基準をクリアしなければ取得できない。誤差の計測には、姿勢差など何通りもテスト。
もともとは、船舶に使われる時計にこの基準が使われていた。
1973年に発足しており、15日間にわたって、姿勢の差や温度差による時間の誤差のテストをおこない、これをクリアしたムーブメントにだけ、精度の高さを証明する認定を与える。
スイスで年間生産される時計の内、約5パーセントしかクリアすることのできない、最も厳しい基準。
年月が経つうちに、製品の品質などが変化していくこと。
時計でいうとブロンズ素材のケースなどが経年変化により緑青が出て味のある風合いになることでも知られている。
他には銀素材、銀無垢など経年変化で黒っぽくなり、味が出てくる。
短針の先端がコブラの頭の形状をしていることからこのニックネームがついた針。
夜光塗料を施すためにこのような形状にしてあり、視認性をかなり向上させている。
1930〜40年代のミリタリーウォッチに多く、当時夜光が必要だったと思われる。
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時計のケースに施される表面仕上げの一種で、いわゆるツヤ消しのことを指す。
金属の表面にサテン状のツヤ消しを施すことによって、独特の渋い光沢感を演出する。
直に光を反射するポリッシュ仕上げと対置されることが多い。
反射が少ないのが特徴。
風防の素材。サファイアクリスタルともいう。宝石のサファイアとは違い、実際にガラスでもない。
サファイアと同じ硬さの素材で作られているのでこの名称になっている。加工が難しいため、フラットな風防が多い。
中三針とも呼ばれ、中央にまとめた時・分・秒の3本の針が連動して動く表示方法。腕時計ももっとも基本的なスタイルです。
時間の視認性が高く、時刻を読む際に慣れていることもあり、ジャンルに限定されることなく多くの時計に採用されています。
ドイツ連邦国境警備隊第9部隊(Bundesgrenzshtz Grenzschutzgruppe 9)の略称。
ミュンヘン五輪における人質救出失敗を背景に創設。1977年ルフトハンザ機ハイジャック事件を電撃的に解決。
対テロ部隊で、突入の際に使用された短機関銃「H&K MP5」は各国の軍事系、警察系特殊部隊で採用されたほど影響力のある部隊。
GTMとはグリニッジ天文台を基準にした標準時、グリニッジ・ミーン・タイムの略。
世界で時差の異なる2つの場所の時間帯を同時に表示できる機能。
24時間表示のベゼルを専用の針が示すことで、第2時間帯を表示することが可能となる。
飛行機のパイロットにも使用されていることが多く、便利な機能として有名である。
海外旅行で日本と現地の時間を知りたいときや、FX・デイトレード等される方にもおすすめ。
また午前・午後表示としても使える機能。
本体裏側がガラス張りになっており、機械の動きがフタを開けずに簡単に見ることができる状態。
よく裏スケルトン(裏スケ)やバックスケルトンともいわれる。
ホコリや故障などを、ふたを開けずに見つけやすい。
間違われやすいのがスケルトンだが、文字盤はスケルトンでないのですぐに見分けることが可能。
米海軍特殊作戦部隊(U.S. Navy SEAL's)のこと。
1962年、ジョン・F・ケネディ大統領が創設。
この前年、陸軍にグリーンベレーが編成されており、海軍専用に開設された部隊である。
部隊名であるSealは、アザラシに由来。
日本工業規格(Japanese lndustrial Standards)の略称。
工業標準法に基づき制定される日本の国家規格。
日本工業標準調査会の審議を経て大臣が制定。
海外の軍隊制式採用(ミルスペック)を参考に考えられたとも言われている。
工業製品の開発、生産、流通、品質について定められており、時計以外にも広く使われる規格。
1〜12の数字が記されたディスクを搭載し、小窓から時間帯を表示。59分59秒になると瞬間的にその数字が変わることから、この名称がつきました。
ねじ込み式裏ブタのこと。
ケースの防水機能をアップさせる。
ダイバーズウオッチなどの防水時計で、パッキンやOリングというパーツと組み合わせ多く採用されている機能
鉄にクロム、ニッケルなどを混ぜた合金のことを指す。
鉄と比べると、錆びにくい特製を持つ。
時計のケース素材や、ブレスレットの素材としてもっともポピュラーな存在だが、ダイバーズウオッチなどにはさらに耐サビ性を強化した「316L」などもある。
よく「SS」と略される。
時計を腕に着用するためのベルト。
大きく分けると、革製とゴムでできたラバー製がある。
革の種類には、カーフ(牛革)、クロコダイル(ワニ革)、アリゲーター(ワニ革)、リザード(トカゲ革)、オーストリッチ(ダチョウ革)などがよく使われている。
高級クロノグラフウォッチに採用される機構で、通常のクロノグラフ機能を使いながら、ラップタイムを計測できる。
クロノ針が2本あり、作動時にストップボタンを押すと1本が止まるが、もう1本は動き続けている。
別名コスモウォッチとも呼ばれる、宇宙船パイロットのために開発された時計の事を指す。
無重力空間での圧力にも耐えられる精度の時計が求められ、世界でも数少ないブランドの時計がスペースウォッチとして使われている。
現在、ガガーリン宇宙センターからパイロットに支給される時計はフォルティス。
アメリカの警察に設置されている特殊部隊(Special Weapons And Tacticsの略)。
1966年にテキサス州の大学で発生した無差別発砲事件がきっかけとなって誕生。
ロサンゼルス市警察で編成された。
警察の特殊部隊なので軍隊とは違い、イギリスのSAS、ロシアのスペツナズ、グリーンベレーなどとは全く違った存在で、警察では解決できない 事件などで登場する。
現代のシンプルな時計に使われているものは長針、短針、秒針の3針で構成されている。
スモールセコンドは、秒針が独立して表示され、文字盤内に個別に表示されるもののこと。
懐中時計などの、古くからある手巻き式時計時計によく使われる機能。
左右どちらにでも回転するベゼル。
回転計算尺、インナーベゼルなどでよく採用されている。
逆回転防止ベゼルとは違い、左右どちらにでも回転するのが特徴。
光エネルギーを電気エネルギーに換えて動くしくみ
時計ではダイヤル面に受けた光の一部が電気エネルギーに変換され、二次電池に蓄えられます。
そこから時計を動かすエネルギーとして使用されます。
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時計のムーブメントは、強い磁力を発する機械(携帯電話などの電波を発生させる電子機器)に近づけると磁気を帯び、正常に機能しなくなってしまう。
通常のケースの内側に、磁力を吸収しやすい軟鉄ケースでムーブメントを包み込むことでムーブメントに害を及ぼす磁気を防げるのだ。
ダイビングやマリンスポーツなど、水に関わるスポーツなどで使われる時計の事を指すが、もともとは軍事用に開発された時計。
実際に海に潜るには200m防水以上が必要で、正式にダイバーズウォッチと呼ぶには誤作動を防ぐ逆回転防止ベゼルや水の浸入を防ぐねじ込み式リューズなどが必要となります。
クロノグラフの時計で、ベゼル部分や文字盤の外周に備えられている目盛り。
スタート時点からクロノグラフを作動させ、1km時点でクロノグラフをストップし、クロノ針が目盛りを指している部分が平均時速となる。
何回も同じ作業をする場合、その作業の一回の時間を計測し、計測した時間×回数で終了時間を予測する時などに使える。
ステンレスブレスレットによく使われる仕様。
スポーツ時などに落下しないよう、その名のごとく2重にロックする機構のこと。
チタニウムとも呼ばれ、ミリタリーウォッチなどによく使われる素材の一つ。
ステンレススティールよりも耐久性があり、錆びなどの腐食にも強い。
金属アレルギーの方でも安心して使える
ステンレスと比べ、金額が高いのも特徴である。
0分積算計とスモールセコンド文字盤に配置されたクロノグラフ。
アンティークなどの時計に多く、2つ目クロノグラフとも呼ばれている。
合計30分までの時間計測を可能とする。
デイとデイトが横一列又は縦一列に並んだタイプ。一見するとストレートに並んでいるように見えるのですが、それぞれの小窓の間に境界線としての枠があることでわかるように、デイ、デイトに各専門の回転ディスクが用意されています
トリチウム・ガス使用量が日本の法律で定められている925MBQ以下である証。トリチウムを使っている時計で、この表記がないモデルは日本では違法となるのでご注意。
文字盤に、独立した2つの時間表示をもつ時計。
機能的にはGMTと同じような意味になるが、デジタルとアナログで別々に表示されるモデルもある。
タキメーター同様クロノグラフを使う。タキメーターは平均速度を計測する機能であるが、テレメーターは距離を計測するのが特徴。ミリタリーでは爆発時に発生する光から、音が聞こえるまで計測し、爆発現場までの距離を計測する。普段の生活では、花火などで距離が計測可能。
電池切れが近づくと、秒針が2秒おき、4秒おきなど定期的に普段と違う動きをすること。
TISSOT(ティソ)の時計では「EOL(エンド・オブ・ライフ)」と呼ばれる。
通常の軍隊以上の能力を持つ集団。
世界的にはSAS(英陸軍特殊空挺部隊)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊)、デルタフォース(米陸軍対テロ対策部隊)、シールズ(米海軍特殊作戦部隊)ロシアのスペツナズなどがある。
詳細の活動は非公開が多く、特殊なミッションに活躍する。
放射性をもつ三重水素。
トリチウムを充填させたガラスチューブを文字盤に配置し、バッテリーを使わず自己発光し文字盤の視認性を向上させる。日本で販売されている時計には、トリチウム・ガス使用量が日本の法律で定められている925MBQ以下である証、"T25"と印字されている。
内部3ヵ所にパッキンを施し、より防水機能を高めたねじ込み式リューズ。
ロレックスが開発し、「サブマリーナー」や「シードゥエラー」に採用されている。
西暦表記を除く、月、日、曜日の3つの表示をダイヤル上で表示できる機構のことを言います。
永久カレンダーや年次カレンダー程の複雑さはなく、セミコンプリケーションに位置するメカニズムと言われます。
一般的に月と曜日の表示は回転ディスクを使い小窓で表示。日はダイヤル外周に1〜31までのインデックスを記し、ポインターデイトで指し示すことが多いため、トリプルカレンダーには4針タイプが多い。いずれかの表示をインダイヤルで行う機種や、ムーンフェイズを併用した機種も増えています。
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耐水加工を施したナイロン製のストラップ。
ミリタリーウォッチによく使われ、軽くて丈夫なことから高い人気を誇る。ブレスレットを使っている時計に組み合わせると、驚くほど軽量化することができる。
NATO(北大西洋条約機構)圈内の米、カナダ、ヨーロッパなどで採用される軍事規格。
ミルスペックとは異なり、詳細は知れ渡っていない。
航海や飛行に必要な機能が備わった時計。
環境が整っている現代とは違い、航空や航海では情報が圧倒的に足らず、時計のベゼルを用いて情報を集めていた。ナビゲーション機能付きの腕時計が世界中のパイロットに必須アイテムとして重宝された。
時計の内部に設置された防磁用ケース。
パイロットや研究者など磁場で働く人のために開発。磁力を完全に断ち切ることはできず、磁力を吸収しやすい軟鉄ケースで包みこむことによってムーブメントを保護する。
IWCインジュニアやロレックスミルガウスが有名。
時針と分針の2つの針で時刻を表示する方式。文字盤をよりシンプルで洗練された印象に仕上げることができるため、新興ブランドに至るまで幅広く採用されています。
GMT機能付きモデルに使用されるセカンドタイムゾーン専用の針。
通常の針とは異なる、別の場所の時間帯を表示可能。午前、午後を表示するにも使える便利な針
ケースの気密性を高めるために、ねじ込み式になったリューズ。
ねじ込むことで時計内部を水の進入から防ぎ、防水時計には必須となっている機構である。
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パイロット用に開発された航空時計。
飛行中によそ見を許されないパイロットが見やすいように、大型でシンプルな文字盤に仕上げられ、光に反射しにくい無反射コーティングのガラスを使用したり、ブラックの塗装を施すなど、視認性にこだわった時計。
目的地までの時間計測に便利なフライバック機能、目的地の時間を知るためのGMT機能、燃料や経度、時間を予測するための回転計算尺など、多くの機能が求められた。
防水時計にはほとんどといっていいほど採用されているパーツである。
ねじ込み式のリューズやケースバックと組み合わせ使われる。
リューズを時間あわせの状態にすると、時計の秒針まで全てがストップする機能。
兵士達がミッション前に時間を合わせ、「ハック」の掛け声で一斉にスタートさせて時刻合わせをしたことから、この名がついている。
現行で製作されている自動巻時計やクォーツ式の時計には標準的にこの機能がついているが、手巻き式の時計にはハック機能がついていないものが多い。
永久カレンダーとも呼ばれる。
100年単位で設定されており、通常は31日まで無い月は月末に手動で調整する必要があるが、パーペーチュアルカレンダーはうるう年も含めて自動で切り替えてくれるので手動での調整が不要。
機械式のパーペーチュアルカレンダーは世界三大複雑機構の一つ。
通常のナイロンと比べ5倍の強度を誇る素材。
防弾チョッキにも使用されているほどの強度なので高い信頼性を持ち、軍隊の装備品にもよく使われる。
海外ドラマ「24」シーズン5で、主人公のキーファー・サザーランド氏演じるジャックバウアー捜査官が着けていた、MTMブラックホークのベルトにはこのバリスティックナイロンが使われていた。
ムーブメント製造メーカー。バルジュー7750は長く製造されているクロノグラフムーブメントで有名だが、
現在はETA社に吸収合併されており、ETA7750という名称になっている。
ローターの巻き上げによって蓄えられたゼンマイの動力エネルギーの残量を表示するため、ダイヤルに設置されたインジケーターのこといいます。
バリエーションは豊富で、ガソリンメーターのようにスケールと針によって表示する方式やレトログラード型。
またフルとエンプティの文字を入れ、色のついたバーで分かりやすく現状を示すタイプがあれば、小窓を使い、量が減るほどに色が変わっていくものもあります。
パワーの残量がわかれば止まってしまう恐れもありません。
フタが開閉式になっており、時間を確認するには開かなければならない。
ハンター(猟師)が持っていて、森林など障害物の多い場所を通る時に、ガラスの破損を防ぐために採用された機能。現代では主に懐中時計に使われている仕様。
ナポレオンが開発したとされる、フタを閉じたままでも時間が確認可能なハーフハンター(デミハンター)もある。
ETAなどムーブメント専門の製造メーカーが作ったムーブメントで、どのメーカーでも所望の時計のベースとして使えるムーブメント。
生産性に優れており、自社製に比べて価格は比較的抑えることができる。長年多くのブランドに採用されているので性能も安定しており信頼性があるムーブメント。
通常は時計の右側にに設置されるリューズが、左側に取り付けられた状態。
反対側にリューズがあることにより、通常手の甲にあたるリューズやリューズガードからの干渉を防ぐ。
通常のデイト表示では、日付の2ケタの数字が一緒に記されていますが、ビックデイトは1から3までの10の位と、0から9までの1の位を別々に2枚のディスクを使って表示しています。
1枚のディスクを使う場合に比べ、日付の表示を通常に比べて拡大できることから、極めて高い視認性を確保できるという効果がある反面、窓のサイズが大きくなることで表示位置も12時か6時位置などに限定されています。
また2枚のディスクを収めるため高い技術が要求されますが、高級機械式時計の醍醐味をこめた、ダイヤルのアクセントとして投入されることもあります。
リューズを引き、時刻調整のモードになると秒針が止まる機能。
チームなど団体行動する際は一斉に時刻合わせする場合に便利。ハック機能とも言う。
時計の文字盤を覆うガラスの事。
懐中時計の時代には本物のガラスを使っていたケースがあったが、破損してしまうおそれが多いため硬質プラスチックを使用したものがある。サファイアクリスタルなど、様々な素材が使われる場所でもある。
レトロな時計など、ガラスが見事に曲線を描いている時計などあるが、両面無反射コーティングのサファイアクリスタルガラスもきれいな曲線で美しい。
クロノグラフを操作するためのボタン。
一般的に、2時位置と4時位置に2つのボタンが設置されており、作動中にスタートボタンを押すとストップ、ストップ中に4時方向のボタンを押すとリセットとなる。
ラップタイムを計測できるスプリットセコンドや、作動中にリセットボタンを押しダイレクトにゼロの位置までリセットさせるフライバック機能などがある。
クロノグラフ作動中にリセットボタンを押しダイレクトにゼロの位置までリセットさせる。
よそ見を許されないパイロットが、時計を見ずに簡単にリスタートさせることができる機能。
ストップをさせる必要がないのでとても重宝する。
ブレスレットによく使われる仕様。
スポーツ時などに落下しないよう、2重にロックする機構のこと。
ロレックスではこう呼んでいる。
17世紀から続く、英国軍の証である弓矢(アロー)型のシンボルマーク。
1698年、ブロードアローの採用が正式に議会で認められてからイギリス政府の官給品すべてにこのマークが刻印されることになった。
現在では、ロンジンなど一部の高級メーカーが製作したアンティークや復刻モデルで、文字盤や裏ブタに刻印されているのを見ることができる。
別名メルセデス針とも呼ばれる短針。
夜行塗装をしやすいように、針先が丸くふくらんだ形状の針のことで、デザインがメルセデス・ベンツのマークのスリーポインテッドに似ていることからこう呼ばれる。
多くの時計で採用された有名なパーツである。
通常文字盤の一部で、カレンダーの数字や曜日が表示されているものが多いが、専用の針が1ヶ月かけて一周する特殊なカレンダー。
最初に作られたポインターデイトは、1938年に発表したオリスが最初とされる。
防水機能を持つ時計に使われる。
高い耐水性、耐圧製を持つダイバーズウォッチには、ねじ込み式リューズやスクリューバック、パッキンを使い気密性を向上している。
1927年、ロンドンの速記記者メルセデス・グライツ嬢によるドーバー海峡横断時にロレックスのオイスターを装着していたことが有名。
18世紀の天才時計師、アブラアン・ルイ・ブレゲが考案したべゼルの装飾模様。
ケースに段をつけたり模様を施したりなどの仕様があるが、コインの縁のようなギザギザの模様を刻みこんだコインエッジとよばれるものがミリタリーウオッチでは有名である。
オリスなどのドイツの時計メーカーが製作した初期のパイロットウオッチなどよくで採用されている。
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ムーブメントを含め、自社一貫して製造しているメーカー(時計)のこと。
独自性が発揮でき、変わったデザイン・こだわった作りを実現できるが高額になりやすい。
スイスに本社がある発光性化合物業界のトップ企業。
トリチウムガスを封入した小型のカプセルをインデックスや針先に搭載した自発光型のマイクロガスライトを開発し、暗所での時計の視認性を向上させた。
18世紀前半、大航海時代と呼ばれたこの時代に多発する海難事故を防ぐために、揺れる船舶の上でも正しく機能するための高度な時計基準を設け、その厳しい基準にしたがって製作された航海用時計。
初のマリンクロノメーターを製作したのは、英国人時計師のジョン・ハリソン。英国艦隊に採用され、その作戦実行能力を飛躍的に向上させた。
軍や特殊部隊がが、ミッションを遂行するために使用される時計。
頑丈で、ミッションに必要な様々な機能を備えた軍人のための時計である。
ブランドによって、それぞれの商品のテーマや特徴が異なってきますが、実際に陸軍、空軍、海軍、それ以外の特殊部隊等でも実際に使われる機能重視の設計となっています。
タキメーターやクロノグラフ、カレンダーといった機能面がついているものや、暗闇でも抜群の視認性を持つもの、防水性、耐久性、耐汗性などが秀でたものなど、日常生活における様々なシーンでも役立つ便利な腕時計となっています。
軍の基準に合わせ、細かく定められた規格をクリアした、軍が制式採用する時計。
ミリタリー・スペシフィケーションの略。
耐久性、耐圧製などの様々な基準が用意されており、それらを全てクリアし、はじめて軍事用ウォッチとして認定される。材料や技術、工程まですべてに規定がある。
光の乱反射を防ぎ、ある程度の視認性を確保する加工。パイロットウォッチなどでよく使われており、太陽光の強い上空でも見やすいよう設定。
時計の心臓部分である機械。手巻き式、自動巻式、クォーツ式など大きく分けると3種類あり、各ブランドによりオリジナルムーブメントやエボーシュムーブメントが搭載されている。
一貫して生産されるオリジナルムーブメントなどもあるが、ごく一部のブランドでしかオリジナルで生産されていない
29・5日周期で地球を公転する月の動きを、上下に2つの月が描かれた59日で1回転するディスクで表示する、月齢のわかる機能のこと。
月齢は新月を0に、上弦(約7日)、満月(約15日)、下弦(約22日)に変わり、新月へ戻ります。
計算上は真の月齢より44分ほど速いため、その誤差は自分で修正することとなる。
月の状態が時計で分かる。満潮・干潮も分かるので便利。
電池を原動力とするクォーツのムーブメントを指す。
水晶振動子というパーツを傭え、毎秒3万回以上の振動をくり返す。
アナログ表示のタイプではこの振動を電気信号に変換、秒針を回転させて時計が動く。
Ministry of Defenceの略で、イギリス国防総省の軍用規格。ブロードアローも同等の意味を持つ。
時計のケース本体表面と裏面が一体化しているモデルで、別名ワンピースケース。
ケースとケースバックの間に継ぎ目がないので、優れた気密性を確保するために採用された。
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文字盤や針に夜光塗料が塗布され、暗所でも安心して文字盤を確認できるようにした画期的な仕様。
数年経過すると本来の機能が損なわれ、もう一度塗り直すとその効果を発揮する。
ユニバーサル・タイム・コーディネイテッドの略で、協定世界時。
もっとも精度が高いと言われる原子時計を基準に計測され、それまで世界標準時とされてきたGMTの代わりになった、世界共通の公式時計として使用されることが多い。
上半分と下半分のデザインや表示方法が違うなど、一風変わった文字盤を持つ時計。
アンティークなどでよく見られることが多い、とてもユニークな時計である。
スイスブランドの「オーガストレイモンド社」が開発した手巻きムーブメントで現在はETA社に吸収合併されている。
その為、「ユニタス」の名称ではあまり使用されず、ETAブランドの下でムーブメントが提供されている。
ユニタスのムーブメントは、時計製造業者によって広く使用され、特に高級時計ブランドにおいては、その優れた品質と信頼性が評価されていた。
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時計のベゼルに設置された、爪型のタブ。
タブを設置することにより操作性がかなり向上し、グローブを装着したままでもベゼルの回転を行うことができる画期的な構造。
このようにベゼルに使われ便利な構造は、エンボスベゼルやスタッドベゼルなどがある。
耐久性、弾力性に優れたゴム製のストラップ。
腐食に強いので、よくダイバーズウォッチに採用されることが多い。ブランドにより、匂いをしみこませているモデルなどがある。
ブランドが時計を製作したときにつける、いわゆるモデルナンバー。
ブランドによりつけかたが異なり、数字だけで管理されているものやアルファベットと組み合わせて使われているものもある。
時計の時間やカレンダー調整に使う重要な部分。
腕時計は基本的に3時方向にあるのがポピュラーだが、12時方向にあるものや9時方向に設置されているブランドもある。
破損すると時計本来の機能が発揮できなくなるリューズを、守るためのもの。
リューズを囲むようにして設置されているものが多い。
本来リューズはむき出しであるが、この上にカバーをつける機構。
迫力のあるビッグサイズのリューズなどにはよくこの機能が使われている。ネジ巻き式になっていたり、回転させ開けると、本来のリューズが顔を出し調整することが可能となる。
英語表記はLumiNova。畜光加工が施されている時計によく使われる。
日本製の時計はもちろん、スイスで生産される時計にもよく使われている世界でも標準的な機能。
日本の時計メーカーをはじめ、スイス時計業界においても幅広く使用されている世界標準の夜光塗料。
光のあるところでは常に吸収し、暗いところに行くと貯まった光で文字盤を明るくする。
デメリットとしては、長時間暗闇で使用していると、徐々に明るさが失われてしまう。
1949年、主流だったラジウムに代わり安全な弱放射性のトリチウムを使用した発光塗料。
パネライが初めて時計に採用し、シリーズ名にもなっていることで有名。
インデックスがつながっているようなデザインになっており、文字盤の外周を汽車のレールが走っているように見えるインデックス。アンティークやクラシカルな現行モデルで採用。
標準時計という意味を持っているが、長針、分針、秒針がそれぞれ独立して表示されていることが一般的。
初めて見る人には珍しい機構だが、使い慣れるとかなり視認性が高いモデルと言える。
針が扇状に移動。、端まで達すると瞬時に戻る特殊な動きをする機構。
フランス語で「逆行」の意味。
時、分、秒、カレンダーなどで使用される機能。瞬時に戻るカレンダーなど、インパクトのある時計。
GMT機能などのセカンドタイムゾーンを表示する時計で、時差の異なる国や都市の現地時間の意味。
この場合、自国の時間帯がホームタイムになる。
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世界中の都市の時間帯が確認できる。画期的なベゼルを操作し、世界中の時刻を一発で同時に確認することができる。
現行の時計にはあまり存在しない、ボタン一つで全ての操作をするクロノグラフウォッチ。
よくあるのがリューズと別になっている時計だが、まれにリューズ一つで全てを操作するものがある。