時計Bigin Vol,75の49ページ、スイス時計勢力マップのラ・ショー・ド・フォンとヌーシャテルエリアのブランドとして、マーヴィンが掲載されました。
創業が1850年と立派な老舗ブランドで、創業した場所はサンティミエであり、1894年にラ・ショー・ド・フォンへ工房を移設しています。一貫生産体制工場として高い技術を持っており、最盛期には5大陸60カ国以上に販売を広げていたと言われています。
残念なことに、1969年以降に時計業界に革命を起こしたクォーツショックの影響で経営危機を迎え、MSRグループの傘下に入りながらも徐々に回復し、2002年に再度独立を果たしている経歴をもっています。
日本では2009年より展開が開始され、当店も日本上陸当初から取り扱っています。やはりインパクトが強いのはチェ・ゲバラが愛用していたブランドであることですね。現在もキューバの博物館には現物が展示されているとの事です。
数年前にゲバラモデルの復刻モデルが出るかもしれないと言われてましたが、残念なことに実現はできていません。ゲバラが使用していたモデルに一番近い条件のモデルが、クッション型ケースが特徴のフラッグシップモデルであるマルトン160クッションシリーズです。
当店ではマーヴィン社と共同開発し、1880年代に存在した懐中時計の復刻モデルを製作しています。老舗ブランドでありながら、日本のいち小売店であるお店とモデルを共同開発してくれるマーヴィン社の柔軟な姿勢には脱帽します。
ウォッチバイヤー:合田圭四郎
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