1853年に創業し、2013年に創業160週年を迎えたティソ。160周年なった昨年は1953年に発表されたワールドタイマーの復刻版であったり、新しいオリジナルムーブメントで80時間駆動するロングパワーリザーブのパワーマティック80が誕生した年でありました。
時計の本場であるスイスの中でも、4本に1本はティソであると言われているほど生産本数、出荷本数の多いブランドです。
毎年開発されるラインアップはとても多く、バーゼルワールドでの商談時間はいつも足りない程でした。以前はクォーツモデルがたくさん発表されていましたが、ここ最近はクロノメーターやパワーマティック80など、機械式時計の開発に力を入れています。
160周年の記念も過ぎ、今年はどんなモデルが発表されるのか楽しみにしているところに、先日2014年のキックオフミーティングの案内が届きました。
東京なので当店がある高知県からは遠いのですが、新作モデルも少し見ることができるようなので、実物を見ずにはいられないと参加したのです。
六本木ヒルズの会場を訪れると、メディアや販売店の店長など多くの人で賑わっていました。奥にはCEOのフランソワ氏がいるなど、ティソの重役がここまで日本で揃うことなどないのでは、と感じるほどの方達が来場していたのです。
2014年の方針などプレゼンを聞かせていただきました。相手はもちろん日本人ではないので、英語でのプレゼンと聞き、理解できるのかとても不安になりましたが、英語だけではなく同時通訳で翻訳もしてくれたので日本語でも聞き取ることができたのです。
技術やデザイン、営業の責任者の方に熱くプレゼンをしていただき、バーゼルでの発表モデルの情報もいち早く知ることができました。
今年はまたおもしろいモデルがラインアップされる予定で、161年となり新たなジャンルにチャレンジしているティソの時計は、今後も目が離せません。
バイヤー:合田圭四郎