エレガントな輝きをもつフレデリック・コンスタント限定品

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マザーオブパール(以下MOP)は時計の文字盤に使われる技法で、貝殻から採取し文字盤に当てはめて使用します。

採取し時計へ採用されるまでには、時計に適した色、材質なのか入念な選定があります。そもそもMOP自体は柔らかくデリケートなので、取り扱い自体に高度な技術を必要とします。

厳しい選定をクリアした貝殻という前提もあり、角度により違った色合いに見える印象が特徴的で、貝殻ならではの美しい色合いを楽しませてくれるのがMOPなのです。

よくレディースウォッチに使われている事が多いのですが、ここ数年ではメンズ、レディースと特別分けられず使われているように思います。

今回で4作目となる、フレデリック・コンスタントの代表的モデル、ハートビート・カレの世界500本限定モデル。
今までは単色で通常モデルにないカラーリングを採用していて、オールブラウンやオールグリーン、オールブルーなど決してポップにはならない、大人の魅力を醸し出した色合いが特徴的なモデルをリリースし続けています。

4作目となる2013年モデルでは、男性用腕時計としては初となる、MOPを文字盤に採用したモデルとなっております。

今までMOPの文字盤やインデックスにダイヤを配置している時計を見かけると、自動的に女性用であると判断していたし、誰に言われてわけでもありませんが、それが当たり前という暗黙の了解のような意識でしたが、2012年あたりからその意識を壊されるモデルを多数見てきました。

モデルとしてはメンズモデルと同じサイズなのでですが、あきらかにレディースウォッチに使われているようなデザインなので、てっきり大きいサイズを着用する女性が増えた、という考えをしていました。

スイスでももちろんそうですし、展示会で訪れた香港でも男性、女性共に大きいサイズが多く、メーカーとベルトの話をしていて僕の腕時計はラグ幅(ベルト幅)が20mmと言うと小さいと言われてしまいます。

世界的にはまだまだ大型サイズが一般的らしく、ベルト幅は24mmであまり違和感のないサイズのようです。

MOPにしろサイズにしろ、男女の垣根が無くなってきたように感じます。

バイヤー:合田圭四郎

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