カスタムして楽しむという選択肢

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人とは違った自分だけのオリジナルというのは、ジャンルを問わず人気が出ます。スティーブ・マックィーンがレイバンのサングラスをレンズだけブルーに変えたモデルは、同じものが欲しいと思いました。

ハーレー・ダビッドソン&マルボロマンという映画では、ミッキー・ロークが劇中に乗っていたハーレーFXRカスタムの模倣が次々と現れ、マルボロマンというジャンルができたほどです。
FXRで同じカスタムをするならまだしも、国産の400ccクラスでこのカスタムが多く、高校生当時に見たカスタム雑誌でやたら見かけた記憶があります。

レッドウイングのアイリッシュセッターを靴底のソウル部分だけ別モデルと入れ替え、通常ではないモデルにカスタムしているモデルがカッコイイと感じたものです。

時計の関しては、さすがにオリジナルの文字盤や針に変更するとなると職人技術が必要になるし、1本のために部品を製造していると、恐ろしく高いコストとなります。

なので、腕時計で遊び心を出すのであればベルト、懐中時計の場合だと携帯ケースやチェーンという事になります。

腕時計は、ベルトを別タイプのものに変更するだけで全然別物に変わります。
重さであったり、質感であったり。
元々は革ベルトでエレガントなモデルが、ナイロンベルトに換えるだけでミリタリーテイストに変わるなど楽しむことができます。

最初はノーマルの状態が気に入って購入し使い続け、まるで指紋のように自分だけの小キズが時計に刻まれていき、他にはない味わいを得ることができますが、変化を楽しむのであればベルトを交換するなど外装を変えることです。

防水性能の高い時計で革ベルトの場合、ナイロンベルトやラバーベルトに交換することにより水中での使用が可能となります。
革は本来濡れても大丈夫なのですが、しっかりとしたケアができない場合は臭いと劣化の原因になるのでおすすめしません。

革ベルトから革ベルトに交換する場合、ブランドにこだわりがなければ社外品を選ぶとデザイン、質、価格など選択肢が広がります。
もともと牛革のカーフを使っている時計を、クロコ(ワニ)に替えることにより見た目の高級感が上がったりなどオーナーのセンスに合わせて時計を変化させることができるのです。

ブレスレットからブレスレットへ交換する場合はなかなか難しく、いろいろ試した結果、個人的には純正が一番カッコイイと思えます。
弓カン(時計とブレスレットをつなぐ金具)が完全に一致するもの見つけるのがとても難しく、仮に弓カンが一致しても、ブレスレットと本体の厚さがアンバランスだとどうもしっくりこないのです。

純正を使い続けるのも楽しみの一つですが、変化を加える事で同じ時計を使う事のマンネリ化を防げるのです。

バイヤー:合田圭四郎

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