病院など、医療の現場で初診の時によく脈拍を計測します。
過去に病院勤めをした経験があり、来院した方の脈拍を計測したことがあります。
この時使うのが脈拍計ですが、専用の機材を使う必要があります。
慣れているナースは、身に着けている時計や近くの掛け時計などを使って測る事があります。
ナースは仕事がら、基本的には腕時計を着用していない人を多く見かけます。
もちろん勤務する科目により、時計の着用の可否が別れます。
内科や外科、感染症予防などの理由により腕時計の着用が許可されていない病院があります。
昔からナースウォチという時計が存在し、医療の現場で実用的に使われています。形の種類は、腕時計というよりは懐中時計のようなデザインになっているのが特徴です。
通常、蓋のないオープンフェイスの懐中時計場合、12時方向にリューズがついているモデルが多いですが、ナースウォッチに関しては真逆で6時方向にリューズがついています。
この真逆に位置していることがナースウォッチとして意味があるのです。
ナースウォッチは懐中時計に比べ、少し小さめにできており、ズボンよりは胸ポケットに入れて使用します。
ポケットから取り出すと時刻がすぐに確認できるのがナースウォッチの最大の特徴となります。
ナースウォッチの文字盤には、よくパルスメーターという文字と数字が記載されています。
読んで字のごとく脈=パルスで、この機能があることにより脈拍を計測することができます。
しかし、ナースウォッチは胸ポケットに入れる事を想定しているからか、クォーツのモデルがとても多いのです。
クォーツの場合、1秒単位で「カチッカチッ」と一定のリズムで描画進むので、実用的ではないと言われています。
オリス2013年モデルで発表された新作、RFDS(ロイヤルフライングドクターサービス)は文字盤外周にパルスメーターが描かれており、自動巻きなので針の動きはなめらかなスイープになっているので、実用的なパルスメーターを使うことが可能です。
見た目だけではなく、こういう機能を実用的に仕上げているあたり、さすがはオリス、と実感させられます。
バイヤー:合田圭四郎