機械式時計は早く手に入れるべき

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4月末のバーゼル・ワールドも終わり、早いモデルは5月中にも入荷する予定が決まってきています。

円安の影響で輸入物は高騰し、現在当店の取り扱いだけでも、かなりのブランドから値上げのアナウンスが届いています。
もちろん円安が原因なのもありますが、以前業界的に話題になった、いわゆる2010年問題というETA社ムーブメント供給停止問題も影響しているようです。

もちろん供給が完全にストップしてしまっては、時計を作ろうにもベースとなるムーブメントが手配できず、いつまでも時計が完成しません。
ここ数年はムーブメントメーカーを変更したり、オリジナルでムーブメントを開発したりなどブランドにより様々な動きがあります。

もちろんオリジナルを開発できるブランドは、ある程度資本や蓄えを持っているんですが、開発する資金やバックヤードがなく、頭打ちになっているブランドも多いようです。

時計だけでなく、最近ではムーブメントの価格も高騰してきている傾向があり、ETA社だけでなくSELLITA、格安な時計に多く使われているMIYOTAも価格改正で値上がりするようです。

心臓部分であるムーブメントが値上げする以上、供給され時計を完成させているブランドは値上げを余儀なくされます。
今は値上げをアナウンスしていないブランドでも、ある月から突然改正という事も有り得ます。

マイナーチェンジされるわけでもなく、全く同じものなのに去年より高い金額に平気で変わってしまう可能性が高いので、時計購入の決断はできるだけお早目をおすすめします。

バイヤー:合田圭四郎

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