仕事がデキるタキメーター

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ストップウォッチとして使え、針や目盛りの多さから複雑な印象で、時間に正確な印象を与えるクロノグラフ。スポーツクロノグラフの外周、またはベゼル部分にはタキメーターと書かれ、数字が刻まれている場合がある。

このタキメーターを使ったことがない人が多く、また意味がわからない方が多いようです。
例えばサーキットなどで、ゼロ地点から発進時にスタートさせ、1km地点でストップボタンを押すと平均時速を表示してくれます。

もし15秒地点で1kmに達した場合、平均時速は240kmとなる。もちろん走る車のメーターを見れば速度計で知ることができるが、あくまでのその時点でのスピードであり、全体の平均速度ではありません

だいたいタキメーターについて調べると、レーシングウォッチに使われている事が多いからかレースカーの速度を測るような使い方ばかりが出てきます。

しかしそういう仕事でない限りあまり縁のないように聞こえてします。
では、日常では一体どんなことにタキメーターは使えるのか?

例えば、会社でプリンターを使い印刷するとします。一枚目のスタートと同時にクロノグラフをスタートさせ、刷り終わったと同時にストップボタンを押します。ここで30秒の位置だったとすると、タキメーターは120の目盛りを指しています。

と言うことは、印刷を一時間続けた場合、紙が無くなってしまったりインクが切れてしまったり、などという予想外の現象が起こらず、だたひたすら印刷できたとして1時間で最大120枚印刷できる、ということになります。

では印刷しなければならない枚数が1200枚だったとすると、最短で仕上がったとしても10時間かかる計算になります。
その上インク切れや紙が切れてしまうなどの現象が起こると予想できるので、少し余分な時間を30分ほど取っておくなどを考えると、たった一枚印刷しただけで、完了までの予想時間が算出できます。

もしこれが他の人から頼まれた仕事の場合、一枚印刷するだけでおおよそどれくらいで完了するかが、どんぶり勘定や気合ではなくほぼ正確に返答できます。

たいていの人が感覚で答える中、タキメーターが付いているだけで、ほぼ正確に答えられるのでです。

こんな便利なタキメーターを使わない手はありません。

バイヤー:合田圭四郎

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