日中の気温が上がり、腕時計を着用していると、汗をかきやすい季節を実感しやすい。
防水性能の高い時計は、ベルトが革でなければそのまま水に浸して洗えるのがいいところ。
見た目が汚れてしまうと、どんないい時計でも汚らしくしか見えないので、冬場でも月に一度くらいで洗うのが望ましい。
仕事柄、電池交換や会合などでいろんな人の時計を見せてもらう事が多く、時計の汚れ具合を見るとどれだけものを大切にしている人かがわかる。
磨き傷がついていても汚くは見えないが、手と接触する裏側を見ると垢だらけで黒ずんでいる時計はあまり触れたくないと思ってしまう。
ステンレスのブレスレットの場合、専用の磨き剤などもあるが、フォルティスのように鏡面仕上げになってない、ヘアライン仕上げの時計なら歯ブラシでササっと気軽に洗っても大丈夫。
あまり準備が必要になると洗うのが億劫になってしまうので、水と歯ブラシなど必要最低限で定期的にする。
ステンレスのブレスレットにもいろいろな種類があるが、このように軽く洗いやすいのは3連ブレスレット。
7連やメッシュベルトの場合、洗うのに時間と手間がかかってしまうので、日常使いを意識して時計を選ぶなら3連ブレスレットはかなり実用的と言える。
バイヤー:合田圭四郎