ビル管理大手「三菱電機ビルテクノサービス」(東京・荒川)は13日、ホームページ(HP)に「お知らせ」を掲載し、停電前にエレベーターの運転を中止するよう呼びかけた。
同社広報室によると、停電時に最寄り階で停止する機能のないエレベーターの場合、中にとじ込められる可能性がある。停電が予告された場合は早めに運転を中止するよう要請。利用者に中止を知らせる張り紙の見本もHPで提供している。
同社は14日以降、ビル管理者やマンション管理人などに停電に応じたエレベーターの休止を徹底するよう求める方針。利用者がとじ込められた場合は保守担当者が現場に急行する必要があるが、「地震への対応で全社員が動員されており、余剰人員はいない。停電によるとじ込めが多発すれば、対応能力を超えることもありうる」。