ここ数年で価格もですがクォリティが上がり続けているオリスの時計。2014年には創業110周年を記念してオリジナルムーブメント、キャリバー110を発表しています。翌年の111周年には改良版の111が発表されています。10日巻きという素晴らしいロングパワーリザーブなので、一度使用してみたいものです。
内面もさることながら、外装のクォリティも上がり続けています。
2015年にリリースされたダイバーズ65は、1960年代のダイバースウォッチを復刻するだけでなく、ドーム型に加工したサファイアクリスタルを使用するなどマイナーチェンジが施されています。サファイアクリスタルは硬度が高く、加工が難しい素材で、それなりの技術を持ち合わせていないと、作り出せません。
個人的に持っているビッグクラウンクロノグラフは、同じドーム型でもよく傷が入ってしまうプレキシガラスです。今となってはだんだんと懐かしい仕様になってしまいました。
オリスがリリースしている時計には湾曲したサファイアクリスタルが使用されることが多く、レクタンギュラーもその一つとなります。
正面から時計を見るとスクエア型ですが、横や斜めから見ると、ガラスとケースがピッタリ会っています。
こういった加工のレベルが上がっているということは、価格が上がってしまうのもうなずけるところではあります。価格が上がる分スペックが向上しているのは、ユーザーとしても納得のいくところと言えるでしょう。
バイヤー:合田圭四郎